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5期USコース 10日目

本日はWashington DCの観光をしてきました。

Wahington DCはアメリカの首都であり、数々の記念碑や博物館が無料で解放されています。
その中でも、昨日はInternational Spy Museumを見に行き、本日はWhite House、Smithsonian National Museum of American HistoryとLincoln Memorialに行きました。

White Houseまでは徒歩で行ける距離であったので、朝ごはん探しとワシントンの雰囲気を肌で感じるという目的のもと歩いて行きました。

ワシントンにきて感じた1つ目のことは横断歩道の時間が他の都市(ニューヨークとボストン)と比べて格段と長いことです。都市によってバラバラなのには何か理由があるのでしょうか?(あとで調べたいと思います)

ホワイトハウスは思っていたよりも小さいと感じました。また、警備も想像していたよりも薄く、端に1人ずつ立っているといった感じだったのは驚きでした。

ワシントンにはSmithsonian博物館はいくつか館があり、その中でも本日はアメリカ歴史博物館に訪問しました。

敷地は広く、アメリカ史は日本史などと比べれば短くあまり展示物もないだろうと思いましたが、実際その分奥が深く、1つ1つの出来事を細部に渡り説明していたので興味深かったです。

例えば、こちらのブリーフケースは移民がアメリカに渡ってくるときに持ってきた唯一の荷物です。
これは私たちがアメリカに3週間滞在するために持ってきたスーツケースの約半分の大きさというのは驚きでした。

また、アメリカを代表する歴史の1つとして第二次世界大戦がありますが、その時代のアメリカに移民として生活していた日本人の扱いについての展示もありました。

その中でも感動したのが下の一枚の写真です。

日本人は戦時中、例えアメリカ人としてそれまで生活していた人でも敵視され、強制収容所に入れられ、非道な扱いを受けてました。意図的に殺されることがなかったにしろ、ある種ナチスがユダヤ人に行なっていたのと同じことをアメリカもしていたのです。

しかし、この非をアメリカはその後認め、在米日本人の方々に1988年に向けロナルド・レーガン大統領が市民の自由法に署名し、賠償金を払うことを決めました。また、それ以前にも数々のアメリカ人が戦時中の非人道的な行いを謝罪することは数多くありました。

このような過去の行いを1国のトップが謝罪するのは現代では考えられません。しかし、だからアメリカは全ての人種にとって住みやすい国になったのかもしれない、と考えさせられました。

他にも日本人に関する展示はあり、こういったことからも日本もアメリカの歴史に大きく貢献していることがわかりました。

また、国旗やアメリカの国章に用いられるBald Eagle(白頭鷲)が描かれたものが身の回りに多かったのはなぜか考えてみよう、という展示がありました。今でも日本から来た私にとっては街を歩いていてアメリカには国旗がたくさん溢れていることに驚きますが、その部分についてはあまり触れないことかと思っていました。そのため展示として考察させる箇所があることが興味深かったです。

 

 

ちなみに調べてみたところ、白頭鷲はアメリカのシンボルとしても横向きに描かれることが多いですが、正面から見た顔はあまりかっこよくないのだそうです。白頭鷲がシンボルとして描かれる理由は諸説ありきちんとした理由はわかりませんでした。

さらに、アメリカの歴代大統領夫人(First Lady)に関する展示があったのも面白かったです。First Ladyが儀式で着ていたドレスなどが展示してあり素敵な空間でした。日本では大統領ではないので意味合いも違うのだと思いますが、そういった展示を大々的にしているところは見たことがなかったため興味深く感じました。

 

 

現大統領夫人のメラニアさんのドレスは独立して展示されていましたが、歴代のを見て個人的に一番好きだったのはミシェル・オバマさんのドレスです。とても綺麗でした。
もし来る機会があれば、何の意味もないかもしれませんが、本当にたくさん展示されてあるので、お気に入りのドレスを見つけるのも楽しいかもしれません。

 

 

 

 

スミソニアンを後にし、その後リンカーンメモリアルに向かいました。ここでは展示物を時間をかけて見るということはなく、リンカーンの大きい肖像とその周りにある演説の内容を読むということしかやることがありませんでした。

 

しかし、その肖像の大きさなどからリンカーンがどれほどアメリカ人に尊敬されているのかがわかります。

 

 

空間としての特別感、威厳みたいなものは現地に実際に訪れてみないと分からないものだなと思いました。

 

また、たまたまではあったのですが、海軍の方々がこの記念碑の前で軍歌を歌っていたのを見ることができました。数多くの観光客、またアメリカ人がこれを眺め、終わったと同時に拍手が起こったのは日本にはない光景だなと思いました。

アメリカは数々の国から人々が移り住む国ということもあり、日本や他の国以上に自国を思う気持ちが大きいのだと思います。

明日も引き続きスミソニアン博物館を周り、アメリカだけではなく、世界の歴史について知見を広めたいと思います。

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