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Member 1st

今井 暁久

所属:環境理工学創造専攻 修士1年(2015年夏渡航時)

意気込み
2015年6月、日本政府は2030年における日本のエネルギーミックス(電源構成)の約20%を自然エネルギー由来とする大胆な目標を打ち出した。この目標の実現のためには、自然資源を豊富に持つ地方が主体となり自然エネルギー技術の開発・運用に参画することが必要である。今回訪問する地域では、地方自治体が主体となり、ボトムアップ式に自然エネルギー技術の開発と運用、また様々な環境施策を行っている。これらの取り組みを自身の目で確かめ学習し、日本の地方が強力な自然エネルギー生産拠点となるための戦略を考案する。

加藤 真悟

所属:工学部 電気電子工学科 2年(2015年夏渡航時)

意気込み
私は現在電気電子工学の基礎を学んでいる。その応用範囲は広く、分野に縛られず多面的な視点を持って技術の適応範囲を自ら広げていこうとする精神こそが将来の研究において重要だと考えている。今回訪れるのは環境エネルギーの利用に際して先端科学技術と都市計画を組み合わせて実社会への適応に挑戦した都市であり、各都市の取り組みを評価・比較することで事象を多角的に分析する能力を養うことができる。また、この過程を経て将来性あるメソッドの本質を見極め、日本のエネルギー政策の問題点と解決策を考察するという一つのケーススタディを通し、技術開発及びその応用に重要なことは何かを探っていく。

高野 慎太郎

所属:工学部 電気電子工学科 3年(2015年夏渡航時)

意気込み
僕は、高専出身で、今年から東工大に編入しました。専攻は高専時代から変わらず電気電子で、今年で勉強は6年目になります。小さいころから機械を分解し、ものの仕組みを知ることが大好きでした。電気というものは面白いもので、単純な現象でありながらスマホやコンピュータといった、昔からしたら魔法のような機械の動作を司っています。このまま専攻を続け、将来はこれらの発展に携わっていきたいなと考えています。

土屋 春樹

所属:電子物理工学専攻 修士1年(2015年夏渡航時)

自己紹介
日本は現在世界で第5位のエネルギー消費国でありながら、その電力自給率は5%に留まっている。2度に渡る石油危機の経験より、日本は石炭、天然ガス、原子力など多様な発電源に供給源を分散させているものの依然として価格変動の激しい石油による電力価格の変動は抑えられない。この問題に対して資源の乏しい日本としては、太陽光発電や風力発電、バイオマス発電等の埋蔵された原料に頼らない発電方法を組み入れることで対処することが期待される。そこで、私は大学で電気電子工学を学ぶ立場から環境エネルギー先進国に訪れ各種の発電方法を視察し、日本への応用可能性について考察しようと思う。

辻 理絵子

所属:国際開発工学専攻 博士2年(2015年夏渡航時)

意気込み
今回の旅では,自分の研究分野である,無線通信におけるイノベーションの可能性を探りたいと考えています.というのも,今までの研究生活から,私の研究の電波伝搬研究は基礎研究の意味合いが強く,イノベーションとは距離があるように感じてきたのですが,将来,自分の専門性を生かして起業したいと考えており,そのためにはどのような切り口があるのか知ることが重要だと考えたからです.現在,日本の通信業界を代表する企業としてアメリカでイノベーションを生み出すべく活動しているDocomoでの研修がそれに当たります.また趣味で開発しているコンピュータ将棋に関連して,人工知能の未来がどう変わっていくのか,世界最高の人工知能Watsonを産み出したIBMの最前線の取り組みを通じて,その未来を知りたいと思います.

平本 嶺王

所属:理学部 地球惑星科学科 3年(2015年夏渡航時)

意気込み
私は、「適正技術」「途上国・新興国開発」に興味があり、国際開発を通して日本社会を盛り上げたいと考えています。これは、私の参画しているアメリカコースのキー ワード「イノベーション」に、関係あるように聞こえないかもしれません。あまり知られていませんが、適正技術の分野にリバースイノベーションという言葉があります。平易に言えば、途上国・新興国での制限された環境(高度な技術がない、高価な 機械を購入できない等)向けに社会問題を解決できる製品やビジネスモデルを考案・普及させることで、その斬新な発想を先進国に逆輸入することができる、という考えです。

布施 空由

所属:工学部 電気電子工学科 3年(2015年夏渡航時)

意気込み
私は昨年まで東京都立産業技術高等専門学校に在籍し、電気電子工学を学習してきました。大学では今後、パワーエレクトロニクスを専門にさらなる学習を進めていきたいと考えています。現在、私は自動運転車や電気自動車などの次世代自動車に興味があり、将来はそのような自動車開発の最前線で活躍するのが夢です。
日本の自動車産業は、優れた技術力に裏付けされた信頼性と環境性能において世界をリードしています。しかしながら、電気自動車や全自動運転車などの次世代自動車の研究開発の面ではアメリカなどに後れをとっている状態にあります。これは、単なる技術力の差ではなく、研究開発のマインドや長期的な視点を持った戦略の違いにあると思っています。

細井 蓉子

所属:工学部 社会工学科 3年(2015年夏渡航時)

意気込み
私は、工学部社会工学科に所属し、統計や最適化を中心に学んでおります。具体的に、統計では、ひとつの結果に対する原因分析を、最適化では、投下したコストと得られた結果との関係を勉強しております。現在は、人の行動の原因分析の方にも興味をもっていますので、そちらの方の研究を今後していきたいと考えております。
私は、つくり上げられた技術をどのように産業としてかたちにしていくかということに興味を持っております。東工大という環境の中で、熱心に研究、開発に打ち込んでいる方々を見てまいりました。そのような中で、このように研究、開発されたものの技術の一部は使えないものとして残ってしまっている現状があります。この状況を改善するためにも、東工大そして日本の技術活用方法をより工夫する必要があると考えています。

田邉 衛

所属:経営システム工学科 4年(2015年夏渡航時)

意気込み
私は現在、経営システム工学科梅室研究室に所属し感情と経営の関係、特に企業において中間管理職が果たす役割とその感情的な在り方について興味を持って学んでいます。合理的とはいえ顧客を無視した企業活動は長期的には不利益となり、逆に顧客や従業員の気持ちを考えすぎて適切な選択と集中ができない企業はいずれ肥大化した不採算部門に足元をすくわれることもあるため、それらの適切な感情バランスについての新たな知見を得ることを目標に研究しています。また一方で財務や企業法務にも関心があり、高齢者への医療ビジネスをおこなうベンチャー企業にてM&A戦略の検討や顧客調査等を行っています。

祢津 誠晃

所属:電子物理工学専攻 修士1年(2015年夏渡航時)

意気込み
私は中学校卒業後、8年間に渡って電気電子工学を学んできました。そして現在は化合物半導体を用いた高速電子デバイスの研究をおこなっています。特に、パソコンやスマートフォンのCPU(中央演算装置)に用いられるロジック用の電界効果トランジスタ(MOSFET)の研究が中心です。
半導体の研究を行う中で、1990年台、日本の半導体企業は世界トップシェアを誇っていましたが、2000年代からは衰退の一歩を辿っていることを知りました。一つの原因として、半導体デバイスの性能を高めることに集中するあまり、経営面やアプリケーション(たとえば半導体によって動くPC、スマフォで何をするのか?)という点で諸外国に遅れをとっていた、ということが挙げられます。また、大学での研究もアメリカの大学が世界のトップを走っているということを常日毎感じています。
私は将来、半導体デバイスの研究者として世界で活躍したいと思っていますが、それだけに留まらず、俯瞰的に半導体デバイスの応用、アプリケーションを捉えられる人材でありたいと考えています。

矢作 理歩

所属:工学部 社会工学科 3年(2015年夏渡航時)

意気込み
人が活動し、暮らす空間を考える上で、その地域固有の問題に目を向けることも必要だが、一方で地球環境の維持や再生可能エネルギーの導入のように全世界的に需要が高まっている環境問題に取り組む重要性は今後さらに高まっていくだろう。今回渡航するのは、ミクロ・マクロ両方の視点を持ち、将来の持続可能性につながる解を出している地域である。都市空間を学ぶ者として、こういった環境エネルギー先進国の事例を知ることは今後の都市空間創造を考えていく上で意義深いものである。さらに、渡航先であるハンブルクやロラン島・コペンハーゲンは海に面している地域という点で日本にも通じるところがあり、各地での先進事例を今後の日本の環境施策へのどのように発展・応用させていけるか考えていきたい。