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5期USコース 11日目

こんにちは

本日は予定通り、スミソニアンの自然史博物館と航空宇宙博物館に訪問しました。

はじめに出かけたのが自然史博物館でした。

入り口から入り、最初に見る展示物はナイトミュージアムでもお馴染みの像です。

その後、各展示スペースに足を運びましたが、通して言えることはその大きさの壮大さです。

全ての展示コーナには端から端まで動物の模型や、鉱物、また骨などが展示されており、老若男女で楽しめる博物館だと実感しました。

特に私たちの印象に残ったのは鉱物セクションです。

これはかの有名なアクアマリンであり、写真からはわからないかもしれませんが、およそ30cmほどの大きさでした。

この他にも多数のダイヤモンドやルビーが展示されていた中で驚いたのは博物館自体が無料であるということです。このほとんどが寄付されており、また来場客からもお金を取らないシステムは本当に感動しました。

こういった行為ができるのもアメリカの良さなのではないでしょうか?

自然史博物館を後にし、次に向かったのは航空史博物館でした。こちらに訪問する主な動機としては、ライト兄弟やアメリア・イアハートの飛行機を見ることでした。

しかし実際訪問して見るとそれ以外にもたくさんの展示物に魅了されました。

例えば日本の代表的な戦闘機として1番に名の上がる「零戦」などの展示もあり、戦闘機の知識に疎い私たちでも楽しめる空間でした。

しかし、やはり同じ女性として尊敬する1人でもあるイアハートの展示には他の展示の倍以上時間をかけて回りました。

戦前の女性にして、パイロットであり、太平洋横断に成功したという事実は鳥肌がたちます。
また、今日まで知りませんでしたが、自身のファッションブランドなどや女性の躍進に力を入れていたのは驚きました。今でこそ一般的になり始めている行動を1930年代ごろにすでに行なっていたということを非常に尊敬しました。

しかし、赤道一周の挑戦の途中で行方不明になってしまい、いまだにその消息が判明していないのは非常に残念であり、近い未来に知ることができることを祈っております。

このようにして半日ほどかけ博物館を回りましたが非常に刺激を受けました。

日本にはない展示物が数多く、このスミソニアンには存在し、それらを見ることによってアメリカの歴史やアメリカがどのように世界を変えるのに携わってきたのかを知ることができたのは大きな収穫だと思っております。

まだまだ知識としては浅いかもしれませんが、これを機に更にアメリカについて、また世界について学べれば、と思いました。

 

 

ホテルに戻った後、今回の渡航でお会いする予定でしたがお会いできなくなってしまった、Sunrise HealthのCEO、Shrenik Jainさんとビデオカンファレンスさせていただくことができました。
時差のないうちに、また渡航中の色々な刺激の中にいるうちにと思い、短い時間でしたがお話ししました。
Sunrise Healthに興味を感じたのは、私はメンタルヘルス、心の問題といったものに対してITが解決策を提供するようなプロダクト開発に携わりたいと考えていたのですが、Sunrise Healthは、精神疾患を持つ患者のためのAIによる監視付きテキストベースのセラピーチャットアプリを開発しており、またスタートアップとしても、テックカンファレンスでのピッチコンテストでファイナリストとなったように勢いを持っていたことから、私自身の将来のビジョンに近いものがあると思ったからという経緯があります。
残念ながら日本のPlay Storeからこのアプリをインストールすることができないのですが、もっとこのアプリについて知ること、技術的な面での疑問を解消すること、開発にあたっての問題点やその他の色々な質問に加え、私たちのプロダクト案についてもアドバイスをいただくことを目標として、お話しさせていただきました。

このアプリ開発を始めるにあたっての経緯については、まず消防士として働いていたご経験があるそうで、その中で自殺や薬物の多量摂取などの場面を何度も見てきたそうです。またPTSDやトラウマなどに対しても十分なケアがなされていないのを目の当たりにしてきた経験から、メンタルヘルスの問題への、問題意識が生まれてきたということでした。私は似たような問題意識を持ちつつ特に関連した身近な経験を持っているわけではないのですが、その分状況を正確に把握しなければいけないし、またもっと経験に基づいたプロダクト開発もできたらいいなと感じました。

このセラピーアプリではNLP(Natural Language Processing); 自然言語処理の技術を用いていますが、やはり技術的な難しさが大きいことを強調されていました。言葉に対してのクラス分類についてはいくつか課題がありますが、オンライン学習(データが与えられるたびにモデルを生成し逐次改良していく方法)を用いて、同じ間違いはしないように実装しているとのことでした。

また市場に関して、日本では自殺者数はとても多いですし、日本をはじめとする海外の国に拡大していく計画があるかどうかということを伺ったところ、ヘルスケアのシステムが国によって違い、そういった部分を考慮していることが分かりました。またもちろんNLPを使うにあたって英語圏にはアプライしやすいですが言語が違うところにはまた新たな課題があるということで、そういうことならばこのアイデアを参考にしながら、私自身が日本で適用するには必要なのか考えつつ進めてみても良いのかもしれないとも思いました。

最後に私たちのプロダクト案に対してのアドバイスをいただきましたが、公衆衛生学と、また副専攻としてコンピュータサイエンスも学んでいらっしゃった背景をお持ちのShrenikさんの知見から、精度を含めた課題についても指摘していただき、大変ありがたかったです。そういった部分をどう克服するかを考えるとともに、また似たようなことをしている企業の動向などの情報も得て、将来的にどうしたいかを今回のお話をヒントにもっと考えなければいけないと感じました。

短い時間でしたが大変有意義な時間でした。お会いできないと分かった時は本当に残念でしたが、バーチャルでお話しするという目標が達成できて、大満足でした。

 

明日からは東海岸を離れ、渡航の後半、シリコンバレーに赴きます!

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