こんにちは!6期宇宙コースです!
今日は昨日予告した通りジョンソンスペースセンターに行ってきました!
ここはアメリカ航空宇宙局NASAが保有する宇宙センターの1つで、主に有人宇宙飛行の研究や管制が行われている施設になります。中にあるビジターセンターではNASAの数あるミッションの中でも有人飛行に関した展示が多くされており、特に今年はアポロ11号の月面着陸から50周年ということもあり月面探査に関する展示が多いように見受けられました。また、こちらは有人飛行ではありませんが、来年のMARS2020に向けて火星に関する展示も多くされていました。通常の入場料は$29.95と他の博物館などに比べて少し割高ではありますが、追加の料金なしで研究施設へのトラムツアーも参加することができるためとても満足できるようになっています。
トラムツアーでは主に3箇所の施設見学をしました。まずはじめにクリストファー・C・クラフト・ジュニア・ミッションコントロールセンター(MCC-H)です。
ここはNASAの管制センターの中でもアメリカ合衆国内の有人飛行全てを管轄するとともに国際宇宙ステーションの活動の指揮をとるなど、様々なミッションに対して監視、統率を行なっている施設です。ここでは実際に管制センターの中を見学することができ、ISSとどのように交信を行なっているのかなど、地球と宇宙の通信についての解説を聞くことができました。
次は9号館の宇宙飛行士訓練施設です。ここは国際宇宙ステーションなどの宇宙船の実物大模型を用いて宇宙飛行士の訓練や宇宙探査用ロボットの試験を行う施設です。
実物大ということもあり非常に大きく、実際に宇宙飛行士の人たちがどのような訓練を行なっているのかを知ることができました。また、今後期待されている宇宙探査用ロボットの開発を行なっている人たちもおり、VRを用いてロボットの設計を行なっている人がいるなど、現代の宇宙開発の片鱗が見える施設になっていて非常に興味深い施設でした。
最後にロケットパークです。ここには1958年から行われたマーキュリー計画で用いられたリトル・ジョーⅡとレッドストーンというロケットの展示がされています。また、屋内にはアポロ計画に用いられたサターンが実物大で展示されており、その大きさを間近に感じることができます。
サターンロケットに関しては3段階のモジュールに関して詳しく解説がされており、どんな燃料を用いていたか、どのように切り離しを行なっていたか、乗組員の環境など、アポロ計画においてサターンロケットが果たしてきた貢献をリアルに感じることができます。
ビジターセンター内も多くの展示がされていますが、こちらは比較的一般向けの内容になっており、アポロ宇宙船の展示や現在の火星探査の状況、将来の火星探査計画などについて非常にわかりやすく、ビジュアル的に展示がされていました。
私たちは体験しませんでしたが宇宙船の環境をVRで体験できる設備やシアターなどもあり、幅広い層に宇宙への関心を持ってもらえるような施設になっていました。
現在では有人の宇宙探査はあまり行われておらず、ロボットなどを用いる手法に移行してきておりますが、現在進められている有人宇宙探査のためのゲートウェイ計画など、今後も人類が宇宙へと向かうために非常に重要な施設であることを感じました。
明日以降は専門施設に訪問し、上で少し触れたゲートウェイ計画などについてのお話を伺う予定です!将来の宇宙計画をその最前線で行う方々から聞くことのできるまたとない機会なので、入念に準備を行い明日に備えたいと思います!
それではまた明日!