Googleでは山中さんにおあいしました。山中さんはGoogle製のスマートフォンであるPixcelなどに搭載されているレーダーの開発にたずさわっています。
レーダーはスマートフォンから電波を発することで、物体の位置やサイズなどをを検知します。例えば、ユーザーがスマホに手を伸ばすとレーダーがそれを検知し、顔認証システムを起動させます。そうすることで、ユーザーがスマホを顔に向けると瞬時にロックが解除されます。
Googleにとって、ユーザーがいかに長い時間スマホを触るかは重要な問題だと思います。レーダーの技術によってユーザーはストレスなくスマホを起動することができるため、より多くの時間をスマホに費すのではないでしょうか。細かいところまで工夫されていて驚きました。
山中さんは学生時代は東工大の経営システム工学科(現経営工学系)に所属されていました。本当はシステム制御学科に入りたかったそうですが、成績が良くなかったため入れなかったとおっしゃっていました。一流企業に努めているにもかかわらず成績が良くなかったとは信じがたいですが、学生時代はロボット技術研究会というサークルの活動に専念していて授業はおろそかにしていたそうです。しかし、ロボット技術研究会での活動がこれまでの仕事に役立っているらしいです。だからといって大学の勉強が必要ないわけではありません。実際、レーダーの開発においても大学の授業で習う知識が必要になる場面があったそうです。
大学で習う理論と仕事で使う実践的なスキルをバランスよく身につけることが大切だと感じました。
P.S
お会いしたときは学業を疎かにしたと仰っていましたが、実は学業においても偉業を成し遂げています。創造設計第一という授業で海外ロボコンがあったそうです。山中さんは国内大会で選抜され、イギリスで行われた国際大会で優勝されたそうです。この体験がその後の人生で大きな原動力となったそうです。お会いしたときはご謙遜されていましたが改めて山中さんの偉大さを認識しました。私も山中さんの用に頑張っていきたいです。
この日は他にも3人の素敵な方々にお会いしましたが書ききれないので後日公開する報告書に書こうとおもいます。