こんにちは、EPATS10期の満留です。
本日は、シュツットガルトにあるポルシェミュージアムとメルセデス・ベンツ博物館へ訪問したのち、ミュンヘンへ向かいました。
ポルシェとメルセデス・ベンツは誰もが知るドイツの世界的自動車メーカーですが、両者とも本拠地はシュツットガルトにあります。
自動車はカール・ベンツやゴットリープ・ダイムラーとヴィルヘルム・マイバッハによってほぼ同時期に発明されました。そしてベンツの作った会社ととダイムラーらの作った会社が結果的に合併してできた会社がメルセデス・ベンツです。
そして、ポルシェの創業者であるフェルディナント・ポルシェも若かりし頃(戦前の話ですが)はダイムラーで働いていた時期がありました。そして1990年ごろにはポルシェが手がけたベンツが発売されていたりします。このように、ポルシェとベンツには意外な繋がりがありました。
ポルシェミュージアムもメルセデス・ベンツ博物館も実写展示を中心にして、同社の歴史を学べる内容となっていました。しかし、ポルシェミュージアムはポルシェが理想のスポーツカーを追求し、レースで勝てる車を作ってきたというような展示内容だったのに対し、メルセデス・ベンツ博物館は人々の移動手段としての自動車の歴史を追っていくというような内容で、当時の社会情勢の解説や、バスやトラックなどの展示もありました。
ミュンヘンへの移動は240kmほどで、ほぼアウトバーンでの道のりでしたが、速度無制限区間もある程度存在しました。しかし、渋滞するほどではないものの、3車線とも車が並んでおり、一番左の車線でも車列ができており、100km/h程度しか出ていないという場面が多々ありました。途中200km/h以上出せる場面もありましたが、移動時間の短縮という面で見れば、あまり意義はないて距離で終わってしまいます。
また、広い三車線区間でも制限があったり、逆にあまり広くない二車線でカーブも多い場所で速度無制限であったりと、速度無制限の条件は道の広さではないようです。そういった意味では、ハード面では日本でも制限速度アップの余地はありそうですが、日本では軽自動車や非力なコンパクトカーの比率が大きいことが問題となる可能性はあるのかもしれません。
後半では一時期激しい雨に見舞われたのですが、前を走る車のタイヤから出る飛沫のせいで霧がかかったような状態になり、日本での雨の日の高速道路より視界が悪く感じられました。路面の性能なのかもしれません。ちなみに、イギリスの山道では排水溝がほとんどなく、水たまりが非常に多い印象でした。各国の道路事情の違いを感じられてとても興味深いと思いました。