13 期の高桑です。
先日、13 期 2 人で東京の中心部・神田にオフィスを持つ株式会社 neoAI を訪問しました。
当日は、社員の鈴木様と柿崎様とのお話の機会を設けていただき、会社やサービスの内容についてお話を伺うことができました。
<訪問の目的>
最先端の技術やノウハウを持つ企業ではどのような方が働いているのかを学び、これからの大学生活を送るうえで生かしていきたいと思い、訪問しました。
<会社とサービスについて>
株式会社 neoAI は 2022 年に設立した東京大学松尾研究室発のスタートアップ企業です。主な事業内容は企業の業務に生成 AI 技術を駆使して解決策を提供する AI ソリューション事業と AI プロダクト事業、そして自社での AI サービス事業である neoAIResearch です。
すでに多様な業種の大手企業で導入されており、特に金融分野では全国の銀行の3分の1で活用されているそうです。金融機関のようにセキュリティや正確さが特に求められる場面でも信頼を得ている理由は、機密情報を保持したまま、安全性と生成 AI の精度を両立することができるからです 。
会社の特徴は、コンサルティングから運用フェーズまで行う点です。一般的な企業の場合、コンサルティングの後に提案書を作成し、開発は別の担当者に引き継がれるケースも多いそうです。しかし、neoAI では、その後の検証段階や開発段階、そして運用フェーズまで行います。さらに、運用のフェーズでは大企業の生成 AI に不慣れな人にどうしたらうまく使ってもらえるか、という提案も行っているそうです。一貫して同じ担当者が行うからこそ、依頼する企業の方も安心できるのだなと思いました。また、運用の段階までサポートするからこそ見えてくる課題や工夫もあるのだと感じました。
<仕事のやりがいについて>
社員の方が仕事のやりがいを感じるときはシステムが完成したときだそうです 。完成したものがこれから多くの人に使われ役に立つことを想像し、そのこともモチベーションにつながっているそうです。私はまだ同じような経験はありませんが、将来、自分の成果が誰かの役に立ち、社会に貢献できる喜びをいつか味わってみたいと思いました。
<働く環境について>
社員の方が「仕事が楽しい」とおっしゃっていたのも印象的でした。その理由の 1 つは職場の雰囲気の良さだと感じました。
会社の行動指針には、“ポジティブ思考。勝手にマイナス解釈はしない。”や“どうせやるなら、全力コミット”などがあります 。これらは一方的に決められたものではなく、メンバー同士で話し合って決められたそうです。行動指針の中で私が特に印象に残ったのは、”「チーム neoAI」の意識を忘れない”という言葉です 。これには、社員の方々が会社を大切に思っていることや仕事に誇りを持っているのが表れていると感じました。
チームの雰囲気について伺うと、筋の通ったディスカッションが行われ、オンとオフの切り替えもはっきりしているとおっしゃっていました。また、プロジェクトが終わった際には、開発で得たことを他のエンジニアに共有する機会もあるそうです。学び合う姿勢と社員の方々の高い成長意欲が、この会社の強みを支えているのだと思います 。このような環境だからこそ、互いに尊敬しあいながら協力し、多くの業界で導入されるようなシステムを開発できるのだと思いました。
<印象に残ったお話>
特に心に残ったのは、「今は時代の変わり目だ」というお話です。かつてインターネットが登場し、誰もが自由に使えるようになったことで世の中が大きく変わりました。それと同じことが、生成 AI で起きているというのです 。私は普段、ChatGPT を当たり前のように使っていますが、最先端のビジネスに取り組む方々はこれを大きな転換点としてとらえていると知り、とても勉強になりました。
<最後に>
今回の訪問を通じて、私自身と年齢の近い方々がここまで深く考え、行動していることを知り、刺激を受けました。自分の将来について考えさせられる良い機会になりました。そして将来働くとき、自分の行っていることに責任と誇りをもって仕事をできる人になりたいと強く思いました。
お忙しい中、ご協力してくださり本当にありがとうございます。