12期の勝です
今日は,シリコンバレーでバッテリー開発を行うSila NanotechnologiesでR&Dをされている岩永さんとお会いしてきました.
岩永さんは小学生の時,父親の海外赴任についていく形でアメリカに来,東京の外資系やNASAでの勤務,Caltech (カリフォルニア工科大学) での博士課程等を経てバッテリーのスタートアップを転々とし,現在はSila Nanotechnologiesというスタートアップでリチウムバッテリーの負極の開発に携わっています.
これまでのご経験,NASAやCaltech時代に知り合った人たちのお話であったり,株に関するお話をしたりもしました.
経歴が幅広く,その中で知り合った様々なバックグラウンドの方を紹介していただきました.本当に様々な業界で知り合いの方がいらっしゃって,例えば宇宙や半導体,AIなど,今アツい産業の方などです.どの方のエピソードも非常に興味深く面白かったです.
アメリカでエンジニアとして働くということについては,岩永さんはスタートアップを転々とされてきたということで,そういうベンチャーや小さな会社が行きつく先の世界のお話をしていただきました.
端的に言えば,IPO (株式公開) や他企業への買収などを受けてめちゃくちゃ儲かること,もしくは技術が時期尚早すぎたり業界の潮流が変わることなどにより資金が尽きて会社が消滅したりlay off(解雇)されること,このどちらかです.新しい技術で会社が一山当ててエンジニアレベルでもとても儲かることがあるというのは日本ではあまり考えられないことであると思います.一方で,lay offのリスクに関しては経営や執行部のやり方に依存しエンジニアの努力ではどうにもならない部分でもあり,必ずしもうまくいくことは無いというのは自明であると思います.
しかしながら,それでも,開発のスピードが非常に高く(それゆえ犠牲になるエンジニアリングもあるのですが...)日進月歩の技術発展を成し,未来に向かって突き進んでいく,そういう環境であることに関してアメリカのベンチャー企業には非常にロマンを感じました.自分自身が新卒でそういうところに行くことは十中八九ないと思いますが,人生の中でいつかはそういう迅速な発展を遂げる業界に首を突っ込んでみたいという気分です.
お話した中で特に印象的であったのが株のことです.アメリカは雇用の流動性が非常に高く,lay offの可能性も常に付きまとうということで,資産形成は大事であるという流れでのお話でした.
もちろん,不安定な世の中で資産運用をするというのは一つの賢い生き方として存在すると思います.株や投資といった言葉を聞くとどうしても敷居が高いものであるという感覚があり,億万長者のスーパー資産運用プレイヤーの成功例やその逆を見てヒエッってなったりもします.ただ,今回お話をお聞きしてエンジニアとして株を持つ意味というのを見出しました.
株やるということは,資産を増やそうとする動機と共に,社会の動向を主体的に知ることが出来るということをおしゃっていました.
その上で個人的に思ったのが,資産という比較的根源的な動機の元,当事者意識を持って,今伸びている業界というものを見つける,そしてどういう技術が有望かということを分析する,その結果未来を作っていくアツい技術,未来を作る業界がどのようなものであるかが分かる.そういうことです.
帰国したら少額から始めて勉強していって,いずれ世の中のことをよく知れるようになろうと思います.まずはS&P 500からかな...
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渡航3日目にはComputer History Museumに行ってきました.自分は機械系で設計をやってるので少し専門から外れており,前提知識なども情報系の先輩方と比べたら無いのですが,そんな中でも面白かった展示がありました.
初期のAutoCADです.CGに関する展示の中で展示されていました.
AutoCADは,Autodeskが開発する2次元でdwgやdxfの図面を描くために使用されるソフトウェアです.当時のパソコン向けCADの草分け的存在で,現代でも使用されています.自分も最近のバージョンを使ったことがあります.やはり,自身に知識のある物が展示されるとテンション上がりますね.滝久雄氏の仰っている予習の大切さというものをこういうところで感じます.


