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グループ4 ヨーロッパ渡航10日目

こんにちは、EPATS10期の満留です。

本日は、早朝よりrailjetという電車を使いグラーツを出てウィーンに向かいましたが、大雨のため、通常は2時間半ほどの道のりのはずが、5時間以上かかっての到着となりました。途中スマートフォンから警報が鳴り響き、洪水についての警告も受け取りましたが、たしかに線路沿いの一部の地域で河川が氾濫しているように見えました。

何はともあれウィーンまで辿り着けて良かったです。railjet自体は非常に快適でした。

ドイツ/ヨーロッパの電車は始発駅での出発は非常に正確ですが、発車したのちは電光掲示板等で本来の到着予定時刻の横にリアルタイムの到着予定時刻が併記されており、頻繁に変わります。また、以前にも書きましたが、Sバーンや路面電車などの短距離のものでは何分後に来るかのみが表示されていることも多かったです。

ウィーンではRaimund Theater にて「Phantom der Oper」を観劇しました。Rainmund Theaterは100年以上前に建造されたもので、日本で見慣れている劇場と比較して、まずその小ささに驚きました。しかし、幅は狭いもものの、高さは3階席まであり、その高さを生かした舞台装置となっていた印象です。音楽はオケピットが用意されており、スピーカーは客席を囲むように多数設置され、後方含めた様々な角度から音が出る場面もありますが、なによりも、そのサイズ感からか、セリフやヴォーカルなどの声の聞こえ方がとても自然で、スピーカーを介している印象がほとんど感じられなかったことが、本当に良かった点でした。
一流のキャストと舞台装置や演出、そして生オーケストラが小さい劇場に詰まっており、日本の大規模な劇場とは違った生の空気感を感じられました。

その後は、Annakirche(聖アンナ教会)へカルテットを聴きに行きました。内装はとても綺麗な模様を持つ様々な石材が多用されており、天井画や彫刻などで豪華絢爛でした。石造の教会で音楽を聴くというのは初めてでしたが、残響時間が長く、特に低音の響き方が良いと感じました。複雑な形状やドーム型の屋根と、共振周波数の高い建材のおかげか、特定の周波数で低音がブーミーになることがなく、安定感を感じました。

Annakirche内部の様子

Annakirche内部の様子

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