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グループ3・カリフォルニア工科大学編(6日目)

こんにちは!EPATS 11期、グループ3の吉田です。

6日目になって知ったのですが、アメリカはすごい暑い気候なのだと思っていた所、私たちが渡航しているタイミングが熱波と完璧に被っていたようです。この日の気温は41度ぐらいありました…あつい……。

 

本日はカリフォルニア工科大学に訪問し、そこで博士課程に在籍している柳さんにお話をお伺いしました!

カリフォルニア工科大学のキャンパスは自然がかなり多く、ふと足元を見るとリスや亀が動き回っていました。かなり有名な大学なので生徒数や敷地の規模もかなり大きいと思っていたのですが、10分程度で全体を回れる広さで、学生数もそこまで多くないようです。

図書館も見て回ろうとしたところ、本日は休館日でした。勝手な偏見で、アメリカの学生は図書館で勉強しているイメージがあったのですが、柳さんによると、あまり使わないそうです。ただ、カリフォルニア工科大学は、他の大学とは色々な面で異なるところが多いと仰っていたので、これから比較して違いを見つけるのがとても楽しみです。

研究スペースも少し覗かせていただいたのですが、無機質なものをイメージしていたところ、数人で同室の生活感のある部屋で、研究が捗りそうな良い環境でした。

寮の室内も見せていただきました。部屋自体はかなり過ごしやすそうですが、入寮が1年生は必ず入れる一方で2年生からは抽選になってしまうため、外れてしまうと家賃が跳ね上がるともいっていました。

 

柳さんご自身は材料化学の専門で、修士まで日本にいた後に博士課程でカリフォルニア工科大学に入学したそうです。修士でイギリスに交換留学を行った際に、海外進学を志したそうです。日本と違う点を聞いたところ、1番は予算規模が大きく博士でも結構な額のお金が貰えることだとおっしゃっていました。また、ビザの関係で、最後の1年が忙しい一方、留学生は在学中に次のポストを見つけなきゃいけないため、それがとても大変とも仰っていました。これは生徒数の少ないカリフォルニア工科大学独自かもしれませんが、教授2人に柳さんで話し合ったりと、教授との繋がりが大きいことも仰っていました。

修士では、世の中の役に立ちたいという気持ちなどが強く、便利や材料を作ったりしていた一方で、博士では物事をより理解したい気持ちが勝り、材料の構造、詳しくは地震の滑りについて研究しているそうです。

カリフォルニア工科大学についてですが、博士課程でもエンジニアリングに関連する専門分野では、最初は研究室に所属せず、かなり多くの授業を受けるそうです。学期中は課題が多く、日本のように夏休みは長くない一方で、研究をしたりサマースクールを行うための夏学期もあります。授業が多いという話の際に、数学などの自分の専門とは違う学問は、最初の頃は目的が分からず、学ぶのが難しく感じるけれど、それは仕方ないという話もしました。

博士では、生活できるだけの給料がしっかり貰えるそうです。その一方、奨学金について、船井情報科学振興財団という財団がとても支援が厚く、授業料などを全部負担して頂ける上、交流会にてイギリスに行くなど、横のつながりを大事にしているということで、とてもお勧めされていました。また、奨学金があると大学がより受かりやすくなることも仰っていました。

大切にしている考え方を聞いてみたところ、「鉄は熱くなるまで打て」という自助論に載っている言葉を教えて頂きました。「鉄は熱いうちに打て」とよく言うけれども、なかなか熱い鉄は見つからないことも多く、探すのも難しいです。そのため、ずっと熱い鉄を待ち続けるのではなく、ずっと打ち続けることで自ら熱い鉄を作ることが大事だと仰っていました。辛抱は必要だけれど、目の前にあることを熱くなるまで打ち、突き詰めることで、物事は面白く繋がっていくそうです。確かに私も、研究室見学などに行った時、それが自分の興味に当てはまるか否かで判断し、流してしまっていたように思います。受け身で判断するのではなく、その物事を突き詰めて面白さを探究していく選択肢をもってこれからの訪問に挑もうと思いました。

 

本日の夜もAshleyさんにChina townの方に連れて行ってもらい、ご馳走して頂きました。かなり本格的な中華料理で、日本で食べたことの無い食べ物も沢山あって美味しかったです。

明日はサンフランシスコの方に移動します。初めての国内線の上、6時頃にはホテルをでなければいけないので、寝坊しないよう気をつけたいと思います。

 

 

 

 

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