13期の山岸です。
先日、13期の2名でAstroX様を訪問させていただきました。
【訪問の目的】
近年急成長している宇宙産業で新たな打ち上げ方法を開発されている方のお話を直接伺い、宇宙開発の実情について学びたいと考え訪問させて頂きました。
【宇宙開発で “Japan as No. 1” を取り戻す】
現在ではそのほとんどがアメリカの企業になっていますが、昔は企業の時価総額ランキングで日本企業が多数ランクインしていました。再びそのように日本を復活させるための鍵が宇宙開発です。
【Rocket +Balloon】
現在実用化を目指し開発している打ち上げ方法はRockoon方式というものです。これは高度20kmまで気球で上昇した後にロケットを発射するというロケットと気球を組み合わせた打ち上げ方法です。これにより空気の濃い地上付近をロケットで上昇する必要が無いため、通常の打ち上げ方法に比べコストを抑えることができます。また、海上の船舶などから発射できるため、場所の制約を受けにくいです。
【宇宙開発と日本】
宇宙開発をするにあたり必要な要素は3つあります。技術・産業的条件、政治・経済的条件、地理的条件の3つです。世界を見ても、宇宙開発が可能な技術力を持っている国は少数です。また宇宙開発は軍事転用も可能であり、莫大なコストもかかるため政治・経済的に安定している必要があります。更に地球が自転しているためロケットは東へ向けて打つ方がコストを削減することができ、そのためには東側が海(何も無いこと)が望ましいです。これら3つの条件を満たすのが日本であり、世界一のポテンシャルを持っています。
【スピード感を持った開発】
AstroX様は2022年5月創業でありながら同年12月にはモデルロケットの空中発射実験を成功させ、26年内の宇宙空間到達を目指し開発を進めています。それぞれの技術を0から開発するのではなく千葉工業大学やJAXA、大林組などと共同開発を行い、既存のノウハウを活用することでこれ程迅速な開発を可能にしています。
【印象に残ったお話】
開発を進めるにあたり全くの異業種の企業と共同開発している点がとても印象に残っています。もし私が宇宙開発に携わっていたとしてもロケットの姿勢制御の技術開発と建築業界を結び付けられそうにありません。時間とお金の制約がある中で困難な宇宙開発を可能にするにはそういった繋がりも大切なのだと実感しました。
【最後に】
今回の訪問を通して、日々成長する宇宙産業の実情やロケット開発の実際のフローを学ぶことができました。非常に貴重な経験となりました。
お忙しい中、丁寧にご対応いただき、誠にありがとうございました。
