みなさん、こんにちは!4期の齋藤優太です!!!
まずみなさんに、お伝えしたいことがあります。
なんと、、、
まずみなさんに、お伝えしたいことがあります。
なんと、、、
4期の渡航コースが決定しました!!!
アメリカコースには、猪股と齋藤が、
そして、ヨーロッパコースには、大貫と渡辺が挑戦することになりました!
これからも、応援よろしくお願いします!!
そして、ヨーロッパコースには、大貫と渡辺が挑戦することになりました!
これからも、応援よろしくお願いします!!
さて、今日は僕が後期の間受講していた、文系ゼミで考えたことについて綴ってみたいと思います。
まず、意外に思われるかもしれませんが、東工大はリベラルアーツ教育に力を入れており、たくさんの文系ゼミ科目を履修することができます。私も、軽い気持ちで、後期から中野民夫先生の人文学系ゼミを履修することにしました。
ゼミの内容としては、10人程度の学生と先生で半期をかけて、一冊の本の一章をじっくり読み込み、議論を重ね、各々考えを深めていくという内容でした。そして、今期の本は、『神話の力』という本で、東工大生がいかにも読まなそうな本の一つでした笑。僕も最初は、あまり本気で取り組もうとは思っていませんでした。(いわゆる宗教アレルギーのようなものです。)
まず、意外に思われるかもしれませんが、東工大はリベラルアーツ教育に力を入れており、たくさんの文系ゼミ科目を履修することができます。私も、軽い気持ちで、後期から中野民夫先生の人文学系ゼミを履修することにしました。
ゼミの内容としては、10人程度の学生と先生で半期をかけて、一冊の本の一章をじっくり読み込み、議論を重ね、各々考えを深めていくという内容でした。そして、今期の本は、『神話の力』という本で、東工大生がいかにも読まなそうな本の一つでした笑。僕も最初は、あまり本気で取り組もうとは思っていませんでした。(いわゆる宗教アレルギーのようなものです。)
さて、著者のジョーゼフ・キャンベルは、本書の中で何度も「至福を追い求めなさい」と説きます。この「至福」が今期の大きな議論のテーマでした。皆で何度も何度も自分にとっての「至福」とはなんなのか、どうすれば「至福」を追い求めることができるのか意見をぶつけ合いました。そしてその中で、私が学んだことは、これから幾多の決断をしていく際に、基準となるような価値観や行動の指針です。
私は、これまで将来のことを考慮に入れた上で、その場その場の決定を下すようにしていました。例えば、ここの単位でいい点を取れば、あの単位で失敗しても、このくらいのGPAを保てるから、勉強時間はこの配分にして、、、みたいなことです。これはあくまで一例ですが、皆さんも大学を選択する際に、卒業生の就職実績を参考にしたりすることはよくあるのではないでしょうか。しかし、ゼミで議論を重ねるうちに、将来のことを考えた上で、最適な決定を下すのは不可能なのではないかと思うようになりました。なぜなら、あまりにも考慮しなければならない要素が多すぎるからです。そんな最適化問題は、東工大が誇るコンピュータTSUBAMEがいくら頑張っても、解けないでしょう。だとしたら、どんな選択が最適な選択なのだろうか。私は今、こう考えています。自分が今、最適だと思う(思える)選択こそが最適な選択なのだと。
一つ例を挙げます。私は、昨年のセンター試験の直前まで違う大学の受験を考えていました。しかし、センター試験を受けた直後、なぜか東工大にチャレンジしてみたい、自分にもできるんじゃないかという気持ちを抱きました。そして、実際に思い切って出願してしまいました。その結果、今こうやってEPATSの活動含め、これまでの人生で最も密度の濃い生活を送らせていただいています。あの時の決断は最適な決断だったといまでも信じています。しかし、そんなの物事が起こった後だから考え方によってどうにでもなると言われるかもしれません。そうです。その通りなのですが、心から真にそう思えるかが重要なのです。私はさっき、東工大に出願した決断は最適な決断だったと言いましたが、実はそんなもの客観的にみたとしても誰にもわかりません。であるならば、私が最適だったと思えばそれは最適な選択なのです。では、そう思うためにはどうすれば良いのか、私は、「今の自分」が根拠になった選択を下すことが必要だと考えています。なぜなら、根拠が自分にない選択によってもたらされた結果に対して、人はその選択の外に結果の原因を見出しがちだからです。しかし、自分の内部にその選択が由来するならば、その結果がいかなるものだったとしても、納得してその結果を受け入れることができるのだと思います。もしそれができなかったら、実は、その決断は自分に由来していなかったのでしょう。“結果の原因を見出す余地のない選択”すなわち、“根拠が自分の内部にある選択”が最適だと思える選択なのだと思います。
ここでやっと、「至福」の話に戻りますが、私は半年間のゼミを通して考えても、自分の「至福」がなんなのか答えを得ることはできませんでした。しかし、「今の自分」が真に求める決断を積み重ねていけば、ある時振り返ってみると、「至福」を感じることができるのではないかと考えるようになりました。
なぜなら、自分が「至福」だと思えるものが「至福」なのだから。ですから、私はこれから「至福」を追い求めるのではなく、後で振り返った時に「至福」を感じることができるような「選択」を積み重ねていけたら、と思っています。そして、その決断は決して、「過去の自分」はたまた、「未来の自分」に起因するものではありません。「今を生きる」ことが、「至福」を作りあげるのだと信じ、常に今の自分に誠実でいたいと思っています。
なぜなら、自分が「至福」だと思えるものが「至福」なのだから。ですから、私はこれから「至福」を追い求めるのではなく、後で振り返った時に「至福」を感じることができるような「選択」を積み重ねていけたら、と思っています。そして、その決断は決して、「過去の自分」はたまた、「未来の自分」に起因するものではありません。「今を生きる」ことが、「至福」を作りあげるのだと信じ、常に今の自分に誠実でいたいと思っています。
長々と書いてしまいましたが、文系ゼミは本当にオススメです。東工大生のみなさんは奮って受講してみてはいかがでしょうか。
次回は、齋藤が興味を持っている学問の分野について、みなさんにご紹介したいと思っています。それでは、また一ヶ月後にお会いしましょう!!!
次回は、齋藤が興味を持っている学問の分野について、みなさんにご紹介したいと思っています。それでは、また一ヶ月後にお会いしましょう!!!
EPATS4期 東京工業大学第4類1年 齋藤優太