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3期 ヨーロッパコース 14日目

ヨーロッパコース14日目はルーブル美術館を見学し、パリの大学に通うLeaさんとGiordanaさんと食事をしました。

 

 

ルーブル美術館について黒崎が紹介します!

世界的に有名なルーブル美術館ですが、その歴史を知っていますか?

現在、美術館として有名なルーブルですが、もともとは1190年頃に、パリを守るためにフィリップ2世により作られた城塞だったのです。ルーブル美術館内には、その名残で、ルーブル宮の壕の遺跡が展示されていました。

 

14から16世紀頃、戦争が終わると、城塞としての役目を果たしたルーブル城に、フランス国王たちは住居として住み始めました。(まだこの時代も美術館ではなく、あくまでも王の邸宅だったのです。)

美術館として開館したのは、1793年で今から約200年前のことになります。初めは、王室所有の絵画や教会財産から没収された絵画などが537点展示されていたようです。現在では、なんと380000点にもなります。

歴史の話はひとまずこの辺にして、実際に訪れたルーブル美術館館内の様子についてお話したいと思います。

ルーブル美術館内に入った瞬間、あまりの絵の大きさに圧倒されました。通路には、両端の壁に絵画が展示されていました。お土産売り場の部屋にも、絵画が展示されていました。

ルーブル美術館には世界中から来た観光客が訪れていました。もちろん、日本人もたくさんいました。多くの観光客は、“絵画をじっくり見て楽しんでいる”というよりも、“有名作品と記念撮影して楽しんでいる”という印象を受けました。

以前、私は、イギリスの美術館(ナショナルギャラリー)に訪れたことがあるのですが、館内は静寂に包まれていて、少しざわつくと警備員さんに「静かにしてください」と怒られてしまいました。それとは対照的に、ルーブル美術館はあまりにも観光客が多く、少しざわついていました。

中には、作品を模写する人がいました。おそらく美大生か芸術家なのでしょう。さすが、芸術の街パリならではの光景であると思いました。

ルーブル美術館で私たちは特に、“モナリザ”や“ミロのヴィーナス”など10点の有名作品を鑑賞してきました。”モナリザ”は柵で厳重に守られていて、近くで見ることができず、少し残念でした。この10点に関しては、作品の歴史や説明などが、ルーブル美術館の公式HPに書いてあり、事前に学んでいたので、間近で作品を見ることができてとても有意義な時間になりました。

ルーブル美術館では、18歳未満の人と、ヨーロッパ経済圏に住む18歳から25歳の人は無料で入ることができます。日本の美術館や、有名作品の特別展示の入場料はとても高く、日本に住んでいると美術館に行く機会は少ないと感じます。なので、若者の入場料を無料にし、若者の美術館離れを少しでも抑えるルーブル美術館の取り組みは、素晴らしいと思いました。

ルーブル美術館には世界中から観光客が訪れていたのですが、ただ、1つ気になったのは、それぞれの絵画に貼られた題名や説明などがフランス語のみで、英語すら無かったのです。フランス語が分からない観光客が絵画について学ぶためには、インターネットで検索するか、お金を出してオーディオガイドを借りるしかありませんでした。せめて英語の説明は欲しかった、というのが率直な感想です。

ルーブル美術館内で日本企業の活躍を発見しました。その企業とは”任天堂”です。
なんとルーブル美術館のオーディオガイドは、3DSだったのです。この取り組みがとても興味深く、ルーブル美術館の見学後、詳しく調べてみると、”社長が訊く『ニンテンドー3DSガイド ルーヴル美術館』”(https://www.nintendo.co.jp/3ds/interview/al8j/vol1/index.html)という題の面白い記事を見つけました。もし良ければご覧ください。

ルーブル美術館での鑑賞を終え、出口に向かうと、出口はショッピングモールに続いており、様々なお店が並んでいました。歴史のあるルーブル美術館の芸術品とは、あまりにも対照的で、現代的であったため、とても驚かされました。

ヨーロッパでは、駅や観光名所など一部の公衆トイレではトイレを使用するのにお金がかかります。ドイツでは0.5ユーロだったのですが、このショッピングモール内では、1.5ユーロもしました。(パリの地下鉄のトイレも同じく1.5ユーロでした。)パリは観光地として、物価が高いのを感じるのと同時に、無料で入れる日本の公衆トイレにとても感謝する一幕でした。

 

ここからは勝俣が担当します。

ルーブル美術館を見学後、私たちはPepèさんとAsmarさんというパリ国際大学歳日本館に住んでいる2人の大学生と一緒に昼食をとりました。Pepèさんはイタリア出身で法律を学んでおり、Asmarさんはレバノン出身で、流体力学を学んでいるそうです。

2人が選んでくれたのはルーブル美術館周辺にあるとても可愛らしいカフェでした。このお店にはガレットとクレープがおいてありどちらも本場がフランスということで、私たちは両方注文してみました!

ガレットは塩味でパリッとしており、デザートというよりもご飯という感じでした。一方、クレープは日本のクレープと比べて非常にシンプルな見た目でしたが、味はさすがフランス、生地が甘くて非常に美味しかったです。
フランスに住む女子大生はイメージ通り、センスがいいなと思いました!

私たちは、日本とフランスそれぞれにおけるテストの話や、Asmarさんがシンガポールに2年間の留学した際の話、日本食についての話などをしました。
2人と日本との関係は、寮だけではありませんでした。以前にも日本からの留学生と交流する機会があったり、来年には日本に遊びに行く予定があったりするそうです。1年後にまた皆で会おうという約束をしました。

昼食後、2人は授業があるために解散となってしまいましたが、その前にパリのいくつかのおすすめスポットと行き方を教えてくれました。
最後に、「また日本で会えるからgood-byeではなく、see youだね」という会話になり、何度も「See you.」といって別れました。お互い歳が近いこともあり、すぐに仲良くなれてとても楽しい時間を過ごすことができました。

お別れしたあと、私たちは実際におすすめしてもらったスポットの中から、「リュクサンブール公園」と「ノートルダム大聖堂」に行ってみました!

「リュクサンブール公園」は、あまりガイドには載っていなかったので、地元の人に聞いて初めて知ることができました。公園には数々の彫像、記念碑、噴水がありました。

公園の周辺にはリュクサンブール宮殿もあり、宮殿や庭園の雰囲気がミニベルサイユ宮殿のように感じました。
ノートルダム大聖堂はゴシック建築を代表する建物であり、ユネスコ世界遺産にも登録されています。

入ってみると、観光客が建築をみて回っている以外に、真剣にお祈りを捧げている方々もいました。建物内には非常に細かいステンドグラスの数々があり、
その美しさに感動しました。

どうやらこれらはキリストの生涯を表しているようです。

美術館や教会へ訪問したり、現地の方とランチをしたりすることができ、フランスの文化を肌で触れることができた、非常に有意義な1日となりました。

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