今、スイスのツエルマットに来ています。
ツエルマットというのは、イッテQのイモトがトライしたマッターホルンのすぐ側に
ある街です。
また、マッターホルンの悲劇の現場となった街でもあります。
こんなにはっきりと見えます。
さてこの街では、二酸化炭素を排出する車の乗り入れが禁止されており、
地区を走る車はすべて電気自動車である「カーフリー」を実践している街です。
これがその電気自動車です。
この街へのアクセスは、鉄道や自動車で近隣の街にくるしかありません。
それ以外は徒歩と電気自動車、そして自転車での移動となっています。
本日は、実際に街を歩いてみましたが、
多くの住居が街のセンター通りから徒歩圏内に集中しており、電気自動車も必要としない人が多く存在するように思われました。
電気自動車は、聞いたところによるとこの街の中もしくはスイス国内で作られているそうで、決して安い値段ではないようです。
しかしながら、先ほどにも述べましたように、主要な地区の周辺に人口が集中しているため
人々は自動車なしでも生活できています。
今回、このツエルマットに訪問した理由は、自動車の存在しない街がどのような構成で、人々の暮らしはどのようなものであるかを知りたいと考えた為です。
エネルギーを考えるにあたって、交通分野は切り離せない分野であり、自動車はその中でも重要な項目です。
その自動車を排除した社会の中での人々の生活を知るにはカーフリーという施策を打ち出している街を訪問することが大きな意味を持つと考えました。
ただ、ツエルマットは思っていたよりも規模が小さい街であった為、この施策が十分に
うまく運んでいるのだと思われます。
これがさらに大きな地区であると、こううまくはいかないのではないか・・・
そう思います。
夜は偶然知り合った日本人とドイツ人の御一行とご一緒しました。
どちらも科学をバックグラウンドに持たれた方で、話が大変興味深かったです。
最後に
EPATSの渡航が折り返してきました。
一人で行う分、大変なこともありましたが、
既に多くの学びと気づき、きっかけに出会い、次の選択にも出会うことができ、自分が変われていることを実感しています。
一人だからこそ経験できることの恩恵にも多く出会うことができました。
支えてくださっている方々、特に相談に乗ってくださった先輩方には感謝しています。
残りの7日間、自分なりに取り組んでいきたいと思います。
マッターホルンの麓から。