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4期ヨーロッパコース 14日目

本日は、環境ジャーナリストの田口理穂氏にお会いしてきました。

 

田口氏はドイツ、ハノーファーのエネルギー政策を中心にドイツ国内のエネルギー政策の動向を

日本国内に向けて発信されています。

 

主な著書として、「なぜドイツではエネルギーシフトが進むのか」、「市民がつくった電力会社 ドイツ・シェーナウの草の根エネルギー革命」などがあります。

 

私は再生可能エネルギーに興味を抱き、EPATSに所属し、アメリカやヨーロッパの取り組みについて

調べている時に、田口氏の本に出会い、ヨーロッパ特にドイツに興味を抱くようになりました。

 

そのため、大きなきっかけとなった本の著者の田口氏にお会いすることも

この渡航で大きな意味を持っていました。

 

まずは、田口氏とフランツさん(ハノーファー大学の教授)と一緒に

ドイツの朝市を回りました。

 

毎週土曜日の朝に開かれているようで、多くの人で賑わいます。

そこは活気に溢れていて、笑顔に溢れている場所で、ドイツでの暮らしを垣間見ることができました!

 

 

私は試食したチーズがとてつもなく美味しかったので購入(笑)

 

豆知識ですが、ドイツはじゃがもの硬さによって味が異なり、それに合わせた料理が作られるので

市場では多くの種類が販売されています。

 

 

 

ここ最近の傾向で、「Bio」と書かれた食品が流行っているそうです。

「Bio」とは、有機食品のことだそうで、マークによって基準の厳しさが異なり、

価格も通常のものよりも数倍も高いそうです。

 

 

 

ぐるっと市場を回った後に、田口氏とカフェでお話をさせていただきました。

ドイツと日本の教育の違いについて。

ドイツでは、自分で考えた意見を述べて授業を進めていくために自己の意見を確立し、

それを表明するという力を養うことができます。

 

おそらくそのような背景があり、

福島原発の事故の後にドイツの市民が真っ先に声を上げ、国を脱原発へと動かせたのかもしれません。

また、ドイツではエネルギー協同組合というある一定の条件を満たすと、市民でも太陽光発電や風力発電などに参入できるものがあり、

そのように自分の意見を行動に移せる背景があるからこそ、この組合が盛り上がっているのかもしれません。

 

また、私にとって海外で暮らす、海外でキャリアを築くということに大きなハードルを感じていました。

その為、実際に田口氏がドイツでの暮らしを決意した際のことを伺いました。

 

すると、

ドイツで暮らすことを考えた時にワクワクしたからこの選択をした

と教えて下さいました。

私はてっきり、とてつもない大きな勇気が伴っているものだと・・・思っていました。

 

田口氏の今までの歩みの中でいろいろなきっかけが重なって、

自然と(この言葉があっているのかなんとも言えませんが・・・)この道を選んで今がある

 

そんな選択なのかなと思いました。

 

この渡航で海外で暮らす日本人の方にお会いしてきました。

そんなみなさんが総じておっしゃられているように感じたのが、

「きっかけがあって、そこから繋がって今がある」

選択していない人から見れば困難で勇気のいることに見えても

選択する時にしている本人はそこまで大きなハードルを感じていないものなのかもしれません。

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