こんにちは、5期の星野華です。
本日の文化学習は「宗教」についてやりました。宗教とはいったものの、「宗教とは」ということと「宗教の誕生について」について、
「ホモ・サピエンス全史」という本を元に発表しました。
唐突ではありますが、皆様は宗教の誕生について疑問を持ったことがありませんか?
現代の宗教が誕生する前、世界ではアミニズムという全ての物には感情や意思があるという考えがありました。それがエジプト・ギリシャ・ローマなどで信仰されていた多神教に発展し、その後、万能の神の存在を信じる一神教が誕生したと言われています。また、アジアの国々にはこれらとは異なった自然法則、人間に自然の法則を変えることはできないという考えの宗教が発展しました。その中でももっとも有名なのが仏教です。
しかし、この本は残念ながら訳された本のため、日本の宗教について細かくは書かれていなかったため、少し日本の宗教について調べてみました。日本は元は神道であり、これがいわゆるアミニズムや多神教であり、その後大陸から仏教が渡り、その後これら2つの宗教がバランスを保ちながら現代に至るというようなことがわかりました。
こういった宗教はではなんのために誕生したのでしょうか?本書によると、宗教というものは人々を統一するために誕生したらしいです。昔は憲法やルールといった決まりごとがなく、他の地域の人々と交流する時に守る規範が必要になったそうです。その時に誕生したのが宗教という考えだったそうです。
以下ディスカッションについて
まず初めに同期や先輩方が宗教についてどう考えているのかが気になり質問しました。
皆様々な考えがある中でも、面白いと感じたのは
「宗教や神様を信じているわけではないが、時には神様の存在を信じた方が簡単なときがあると思う」
という考えです。皆理系であり、論理的に考えるのが好きな皆さんであるが、こういった考えもするのかと面白かった。
その後、なぜ日本は一神教が誕生しなかったのかという疑問について質問しました。以下が出てきた考えです:
・日本は自然災害が多かったため色々な神様が必要になった
・日本は資源が豊かであったため1人の絶大な神様が必要なかった。
そして最後になぜ日本は無宗教の人が多いのか:
・日本は宗教に対して抵抗がある
・宗教で日本は論争が起きることがなかったため、対して宗教に執着することがなかったからでは?
宗教というものは現代の日本人にとっては少し遠い存在のように感じる。日本は様々な宗教があり、しかし多くの人は無宗教である国は世界でも珍しく思う。しかし、今回の議論を通して宗教に興味が皆ないわけではないが、単純に神の存在を必要としていないだけなのではないのか、というふうに感じました。これは日本が戦争や飢餓がなく、平和な国であるからなのか、それとも技術の進歩・科学の進歩により昔は証明できなかった事象は証明できるようになってきてしまっているからだろうか。どちらにしろ、今と昔では宗教の捉え方が異なり、もしかしたら他国ではもっと違う考え方をするかもしれないと思うと、とても興味深いですね。
星野