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文化学習(2018/10/29)

こんにちは!6期新メンバーの清原です!

今回は文化学習第一回ということで、手探りながら自分たちの興味のあったジェンダーの話について調べました。国家間の違いや歴史的背景など、文化的な背景にもフォーカスしつつ、なぜ今ジェンダー問題が世間の関心を集めるようになったのか、9人という人数の多さを生かして多面的に考えることができ、とても有意義な学習になったのではないかと思います。

なぜジェンダー問題について話し合ったかというと、ジェンダーは昨今ニュースなどでよく耳にするようになったホットな話題であると同時に、例えば東工大で男女比が偏っていたりと、同時に私たちにとって身近な問題でもあったからです。主に話し合った話題としては、日本と海外で、ジェンダー問題はどのように捉えられているのか、その違いから国民性が浮かんでこないだろうかと考えました。みなさんは、日本のジェンダーギャップ指数が2017年データで144か国中114位、と聞いて驚くでしょうか。ジェンダーギャップ指数というのは、世界経済フォーラム(WEF)が毎年算出しているもので、経済・政治参加度や教育水準、健康度合いなどから男女格差を総合的に導いた指標です。これはもちろん先進国で最低の水準であり、日本の場合は国会議員や閣僚、企業の管理職に登用される女性の割合が少ないことが主な原因となっています。日本が水準として低いだろうとは予想していたのですが、まさか世界の中でここまでとは知らなかったので、驚きました。やはり、女性のリーダーが少ないことが原因でまだまだ女性の発言力が低かったり、日本の保守的な国民性により、男性のコミュニティに女性が入りにくかったりと、悪循環に繋がる部分が慣習として残ってしまっていることも理由のひとつなのだろうかと考えました。この辺りは割と身近なことでもありますし、私自身、当事者意識をもって何かジェンダーギャップを埋めるようなことはできないか、頭の片隅で考えながら過ごしていきたいと思いました。

もうひとつ話したことは、LGBTについてです。なぜ今LGBTに対する差別が問題となってきたのか。過去にこのようなことはなかったのか、まずは歴史を調べてみました。世界で同性愛禁止が初めて提唱されたのは、342年頃、宗教上の理由が始まりだと言われています。この風潮はしばらく、19世紀初頭まで続いたそうです。日本でLGBTが意識されるようになったのがいつかについては、はっきりとは分かりませんでした。しかし、戦国時代や江戸時代には武士が戦略として女装することなどがあったそうで、そのようなことに対してかなり寛容であったように思われます。この辺りについては調べきれませんでしたが、歴史的背景を知ることは問題の本質を捉える上で重要なことだと思うので、次の学習につなげていきたいと思いました。

最後に、LGBTは、まだまだカミングアウトが勇気のいることだし、差別の廃絶も含めて取り組む余地が大いにある問題だと思います。今回の学習では触りの部分を調べて現状について知ることができました。分かっているだろうと思っていたことに対しても、調べるうちに疑問がどんどん湧いてきて、このトピックに対して向き合ってみてよかったなと思います!ジェンダーに関する学習と議論は次週も続けて行っていく予定なので、さらに深いところまで話を進めて、そこから日本人の国民性などにも繋げて洞察を得られるよう、頑張っていきたいと思います!

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