こんにちは!EPATS6期の滝沢です。
11月12日の文化学習についてブログを書こうと考えていたら、テスト期間をへて気づいたら12月になっていました、、
15分後に控えるミーティングで先輩方に責められる前に、滑り込みでアップしておきます笑笑
前回(と言っても3週間前ですが)の文化学習では、憲法問題、特に緊急事態法に焦点を当てて議論しました。
自民党は以前から憲法改正に意欲的です。今の国会で改憲案を提示することは断念したと伝えられていますが、いずれ審議されることです。私たち6期メンバーは、前回・本日・次回の3回にかけて、憲法改正の背景を学び、様々なアクターの思惑を考えることにしました。そして最初のテーマは緊急事態法。各自2012年自民党改憲草案を読んだり、関連事項を調べてきて、メイさんの提案で試しにディベートをすることになりました。賛成派、反対派、海外目線の3チームに、自身の意見とは別にやりたい方に分かれて議論をしました。賛成派からは、映画『シン・ゴジラ』のように、緊急時に会議ばかりで何も対応できない仕組みは良くないという意見や、社会学の学界では緊急事態法はあるべきというのが通説であるといった意見がでました。対して私を含め反対派は、憲法の一部を停止して権力を集中させるのは立憲主義の破壊になりかねず緊急時にこそ権力分立が必要であるという意見や、緊急事態法自体は必要であるが、現状の草案ではそのストッパーになるものが不足していて権力の暴走の心配がある、実際にナチスのように悪用された歴史があるなどの意見が挙げられました。海外目線からは、フランス憲法の緊急事態法には司法のチェックが伴うことやワイマール憲法がナチスを生み出した経緯などを紹介してくれました。元々結論をだすのが文化学習の目的ではないのでディベートに勝ち負けはありませんでしたが、それぞれ多様な目線から緊急事態法をじっくりと考え、知ることが出来た良い機会でした。次回は天皇、制定までの経緯、明治憲法などほかの憲法との比較がテーマの予定です。