こんにちは!Chemコースのブログ担当は今日も佐藤です。
Chemコースのサンディエゴでの活動ははやくも今日が最終日。しっかりとサンディエゴの街を心に刻み込みました。笑
さて、午前には科学系ソフトウェアの開発・販売を行っているBIOVIAという企業を訪問しました。お会いしたのはIan Kerman氏とSean W. Mcgee氏です。
池田…どこを見てるんだ…笑
訪問ではBIOVIAが製品として提供しているソフトウェアについてご紹介いただき、それが研究開発をどのように変えていけるのかについてお話しいただきました。個人的な思いとしては、デジタル上でのデータ解析をうまく用いて実験を行うことは、今後の化学者にはより一層求められてくる能力なのではないかと思います。そんな中で、ソフトウェアを開発している方々の話を直接聞くことができ、貴重な機会となりました。実際に見せていただいたソフトウェアは、様々な解析やデータの整理が容易になるような工夫が多く施されていて、非常に実用的に感じました。ただ、これらのツールをうまく使いこなせるかは導入する会社やラボ次第であるというのが印象的です。研究において大事なのは使う道具なのではなく、使う側なのだということは渡航中で何度も話題に上がっており、自らの認識も変化しています。このあたりも、能力を重視するアメリカだからこそ強調されることなのかもしれませんが。
午後は、サンディエゴ最大の公園であるBalboa Parkへ行きました。16の博物館・美術館をはじめ様々な庭園も多数あり、広さが約 5 ㎢もある広い公園です。スペインの建築様式をもとにした建物が並び、かなり独特な雰囲気となっています。
とりあえず昼食にホットドッグを。さっぱりした柑橘系の味付けと、香草がきいたジューシーなソーセージがマッチしていて、非常においしかったです。
その後は、園内にあるサンディエゴ自然史博物館をまわりました。
標本や化石などが多く展示されています。比較的この博物館は日本にある博物館と似通ったつくりであったように感じました。若干の違いとしては、体験を通じて学ぶという内容が日本に比べて多くあった点です。実際に手を動かしながら学ぶことで、より強く記憶に残るよう工夫されているのではないでしょうか。実際、骨格の関節部分などの動きを伴う説明については、文章を読むよりも体験をしたほうが理解も早いので適しています。ボストンでMusium of Sienceを訪問したときにも感じましたが、アメリカの博物館では”体験”がより重要視されているように感じ、教育方法の違いを体感しています。
夜はリトルイタリーと呼ばれるイタリア人街でラビオリを。これまた絶品で幸せな夕食でした。
明日はついに最後の都市、サンフランシスコへ向かいます。
いざ、化学の最高峰 UC Berkeleyへ!