先日、国内研修として、同期1人とグンゼ株式会社に訪問させていただきました。
グンゼ株式会社のメディカル部門の岡本様、そして広報の前川様にお話を伺うことができました。
今回は、会社全体のご説明およびメディカル部門について詳しくお話を伺いました。
グンゼ株式会社は、ストッキングやインナーウェア、そして野球ボールの縫い糸などのアパレル事業や、プラスチックフィルムなどの分野でご活躍されている会社です。また、30年程前から、吸収性縫合糸などの医療分野にも進出されています。
吸収性縫合糸などをつかうと、抜糸による患者さんへの負担を大幅に抑えることができます。私自身、人生で何度か抜糸をしたことがありますが、たかが抜糸、されど抜糸。緊張もしますし、実際に糸をハサミなどで切るので、皮膚にあたって痛みを感じたことを鮮明に覚えています。
また、たとえば小児患者への人工血管使用の場合、現時点では、成長過程で何度も大手術を繰り返し、血管を入れ替えなければならないところを、生体吸収性にすることで、大きく負担軽減することができる可能性が見えてきた、という実際の例を挙げながらのご説明をいただきました。
吸収性医療材料は高額だとか、開発にリスクが伴うことから普及がなかなか進まない、とかいう課題はたしかにありますが、それよりも、患者さんの負担が大きく減少することに大きな意味がある、と熱意がこもったお話をされるのがとても印象的でした。
わたし自身、もともと医療分野にも興味があったこと、そして来年には材料系にいくことを目指している、ということで、今回の材料と医療の融合という分野のお話はとても興味深く、刺激的でした。医者としてではなく研究者の立場から、自分の理工系の専門知識で、誰かを救える、救えるとまではいかないとしても、病気の治療の大きな負担軽減に貢献できるとしたらどんなにやりがいを感じるか、どんなに楽しいか、と将来の進路について考えさせられた訪問でした。
一方で、まだまだ自分の勉強不足だということを実感しました。今回の企業訪問を通じて、これからの学習へのモチベーションが大きく上がりました。この場をお借りして今回ご協力いただきましたグンゼ株式会社、岡本様および前川様に感謝申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
お世話になっております。
この度は弊社にご来社賜りまして、ありがとうございました!
メディカル事業部門をはじめとした弊社の取り組みについて
興味を持っていただき、ありがとうございます。
お二人とお話することができ、私どもも大変楽しかったです。
今後も ”明日をもっとここちよく” を目指してまいります。
引き続きよろしくお願いいたします。