Springコースの内田です。昨日の報告です!
午前はCICに行き、Relationship Managerの方が社内を案内してくださいました。
見るのに夢中で写真をすっかり取り忘れてしまっていたのが残念ですが…、
CICはケンブリッジ・イノベーション・センターの略で、スタートアップや政府機関、研究機関、Acceleratorなどが集まる場を提供しているコワーキングスペースです。
MITやハーバードなどの優秀な学生が多くいる地域に立てているのも、イノベーションが生まれやすくするためです。
各階にコーヒーやフルーツなどを自由にいただける開放的なカフェがあり、
他の業種の方とのコミュニケーションが生まれやすい場作りをしていました。
面白いと思ったのは、5階のカフェにしかスナックが置かれていないことです。
初め、これは健康面での配慮なのかと思いましたが、
スナックはみんな好き→5階に行かざるを得ない→他階で働く人ともコミュニケーションが取れる
という場づくりの工夫の一つなのだそうです。
最近日本からの問い合わせも増えてきているそうで、今年の夏には虎ノ門にアジア初のCICがオープンします。
しかし個人的には、虎ノ門にはそもそも著名な大学がないし、日本の大学にはMITやハーバードのようにイノベーションがどんどん生まれてくるような活気はない気がしてしまいます…
せっかくCICが東京にオープンするなら、東京の大学もイノベーションを生む環境作りをもっと頑張る価値があると思いました。
午後は、ハーバードのロングウッドエリアにある公衆衛生大学院にお邪魔しました。
厚生労働省に勤務していて、現在は公衆衛生大学院の修士課程に留学中の青木史子さんと、彼女の同級生でJICAで働いている方にお話を伺いました。
JICAの方は、国際協力との関わり方としてJICAを選んだ理由や、JICAでの仕事内容、これまでにした国際協力経験などを話してくださいました。
JICAというと海外協力隊のように地域密着型ボランティアのようなものを想像する方も多いのではないでしょうか?
私もその一人だったのですが、在外勤務だと、危険な地域では現場とホテル間は会社が手配した車でしか移動できない、食事もホテルでのみなど、かなり安全対策をしていて制約が厳しいそうです。
現地の方々と共感できるような価値観を得ることと、目立った大きな活動をするために安全に配慮すること、この2つはどちらも大事で、どちらもを実現することは大きな課題かもしれないと思いました。
青木さんからは、臨床医と医系技官での”人々の健康”へのアプローチの仕方の違いや、女性としてのキャリアの課題などをお話いただきました。
青木さんは2児の母でもあり、ご主人様が仕事を休んでボストンまでついてきて育児を手伝ってくださっているそうです。
女性はキャリアを積むにしてもなるべくパートナーに合わせる、という私が何となく思い込んでいた考えが覆されるものでした。
私の中では、結婚と出産は人生の大きな夢の一つでもあるので、将来を考える上でいつも念頭に置いていたことでしたが、
一度完全に切り離して本気で積みたいキャリアのみ考える時間を作ってみようと思いました。