こんにちは。7期の宮崎です。10日目の報告です!
午前中は国連のガイドツアーに申し込みました。国連についてもともと知っている内容も多かったですが、実際に会議やスピーチをしているところを見学できたのは、とても面白かったです。平和な世界を維持する象徴として、絵画も置かれていました。
一番印象に残ったのは、日本の原爆に関する話です。私は、アメリカ人は、原爆が太平洋戦争を終わらせるきっかけとなったので正しい判断だと考えていると思っていました。しかし、ニューヨークに置かれているとはいえこの国連本部ではガイドさんも原爆の話をしていたし、長崎に原爆が落とされた際の展示もあったので、必ずしも原爆を良いと考えているわけではないと分かりました。ガイドさんは安全保障理事会の大切さを強調していましたが。私の意見としては安全保障理事会は主要メンバーが第二次世界大戦の戦勝国で構成されているうえ、国連軍があるといえどもほとんどがアメリカ兵だという話も聞いたことがあり、冷戦でアメリカとソ連が拒否権を行使し合い話が進まなかったという過去もあるのでまだまだ課題が多いと思います。国連を訪れることで、少しでも多くの人が平和について考えるきっかけになるといいです。
午後は、国連で参事官として働いている江副さんという方にお会いしました。日本の代表の1人として、主に保健に関する採択をする際に会議に参加していらっしゃいます。国民皆保険のテーマでは、日本は既に整っているので先頭に立って議論を進めていたそうです。日本には整っているので関係ないようにも思えますが、途上国で感染症がはやりにくくなるなど日本にとってもメリットはあるということが分かりました。