11日目は、9/11メモリアルミュージアムに行ってからウォール街を歩きました。
9/11メモリアルミュージアムは、アメリカ同時多発テロ事件の公式追悼施設として2011年に開業した国営の施設です。同時多発テロの関する様々な資料が置かれていて、メモリアルにテロ事件犠牲者の全員の名前が記載されています。
事前に9/11事件について調べていて、犠牲を多く出した事件の悲惨さは知っていたつもりでしたが、ミュージアムではさらに改めて衝撃を受けました。実際に飛行機が衝突して曲がって知った鉄筋や、駆けつけたが二度目の攻撃によってボロボロになった消防車などが展示されていました。
私が一番衝撃を受けたのは、衝突したビルの上層階にいた人々が、ビルから飛び降りる写真でした。衝突した飛行機の燃料が燃え、熱さや煙に耐えきれずに次々と飛び降りる人は生々しく撮影されていて、これほど絶望的で衝撃を受けた写真はありませんでした。後で調べたことであるが、これは9/11事件を象徴するthe falling manと言う写真であるそうです。
なぜ人々は戦争を起こすのか、私たちにできることはあるのかと、沢山考えさせられて、大切なことを教えてくれました。