こんにちは!epats12期の濱谷遼太です。
今回は僕が先日行ってきた文化体験学習について紹介しようと思います。
僕が今回体験したのは「組紐づくり」です。組紐は奈良時代ごろに仏教とともに中国から伝来したと考えられています。また現在組紐は日本の文化として広く知られており、近年はファッションアイテムとしても人気を有しています。今回体験学習をさせてもらった「有職組紐 道明 神楽坂」さんにおいても多くの組紐を用いたグッズが販売されてありました。
この写真にあるようなネクタイやピアス、ベルトといったファッショナブルなグッズが店内でたくさん販売されていました。さらに、写真にあるような奈良時代の緻密で精巧な組紐を再現したレプリカも飾ってあり、店内は組紐の歴史と現代を感じることのできる一種の博物館のようでした!
一通り店内を見学したのち、実際の組紐作り体験が始まりました。組紐を作る台というのは丸台、角台のほか様々な種類がありますが、今回僕が体験したのは角台を用いたものです。
この写真の上部にある巾着袋のようのものと下部にある紐が巻き付いているものはおもりであり、この二つが滑車を通して引っ張り合っているので、ただ紐を編むだけでピンとした組紐を作れる仕組みになっていました。組紐を編む作業は慣れるまでは難しかったですが、作り方を教えてくださった職人さんに「頭で考えると分からなくなってきて難しくなるので何も考えずに無心でやった方がいい」とアドバイスをいただいたので、その通りに取り組むとミスなくスムーズに編めるようになっていきました。編む作業を1時間ほど続けてようやく一つの組紐が完成しました。今回僕が作成したものはシンプルな柄でしたが思った以上に大変でした。組紐は一つ一つ手作業で作られているので、緻密かつ大きな作品を作る職人さんの凄さが身に沁みました。組紐を編み終えると職人さんが紐の先を加工してネックストラップにしていただけました。完成したストラップを受け取った後はお店の地下一階にあるギャラリーでお茶とお菓子をいただきました。ギャラリーでは組紐の歴史や編み方に関する書籍や組紐の原料となる生糸さらには組紐で装飾された五月人形などが置いてあり、部屋全体から組紐を感じることができました。以上が今回の体験学習です。
今回の体験を通して日本の伝統文化に初めて主体的に触れ合うことができました。組紐という存在は知っていましたが、自分自身で組紐を作るという体験は新鮮であり、とても楽しかったです。今後もepatsの活動に主体的に取り組むことで様々な新しい発見をできるようにしたいと思います!最後まで読んでいただきありがとうございました。