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EPATSの海外研修の特徴

こんにちは! EPATS 3期ヨーロッパコースの菱川です。

 

「EPATSでは、一体どのような海外研修を企画しているのか?」という疑問にお答えすべく、
今回は、私が思うEPATSの海外研修の特徴について書きます。

 

この海外研修の第一の特徴は、企画から渡航までのほぼすべてを、渡航する学生が主体となって行うことです。

現在EPATS3期は、学生が訪問先を調査し、アポイントメントを取り、渡航計画を立て、自分たちで海外研修プログラムを企画しています。これは、渡航先が決定された既存の海外研修プログラムとは一線を画するものです。
自分たちで海外研修プログラムを作り上げるというのは、それなりの時間と労力を要するもので、容易なことではありません。訪問先を事前に調査したり、訪問先と関わりのある人を探したり、日程を調整してアポイントメントを取ったり、予算を見積もったり、活動資金を管理したり、書類等を作成したり、やるべきことは山ほどあります。
一方で、自らが本当に行きたい訪問先へ行くチャンスを得ることができます。

 

第二の特徴は、自らの専門分野以外の専門分野に関わる企業、大学、研究機関へ訪問できることです。

他の渡航メンバーが興味を持っている分野の企業、大学、研究機関を訪問することで、自らの専門分野にとどまらない幅広い視野を獲得することができます。私が興味を持っている微生物を例にとると、微生物は、抗生物質の製造、排水処理、発酵食品生産、土壌環境浄化等、様々な面で、研究および産業利用がなされています。微生物に関する知識だけではなく、材料や化学、機械などについて少しでも知識を蓄えておくことは、将来の自分のキャリアにおいて役立つと考えています。

 

第三の特徴は、渡航に関わる交通費や滞在費などが支給されることです。

ヨーロッパやアメリカをはじめ日本から遠く離れた国へ渡航し滞在するには、多額の交通費と滞在費を要します。渡航に関わる費用の支援があってこそ、今回のヨーロッパへの渡航が実現しています。学生のうちに海外で時間を過ごすということは、異なる価値観に触れられるだけではなく、海外に出て日本を眺めることで、今まで気づいていなかった日本を発見できる貴重な機会であり、今回、このような支援を受けて渡航できることを感謝しております。

 

結びに、今回の渡航に向けて

今回の渡航では、微生物に関する伝統的な技術(ワインやチーズの生産)、最先端の研究、企業での利用などに携わる様々な方々との出会いを楽しみにしています。また、これらの出会いを通して、微生物学を俯瞰的にとらえられる視野を身につけたいと考えています。

 

EPATS 3期ヨーロッパコース 1

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