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6カ国、13都市 ― 国や地域がどこであれ、訪ねに行く。

EPATS 3期ヨーロッパコースの菱川です。
これまでの
1期や2期と3期ヨーロッパコースを比べたとき、一体何が新しいのか? 今回は、訪問国と訪問地域という観点から、3期ヨーロッパコースの新規性について紹介します。

 

6カ国、13都市 国や地域がどこであれ、訪ねに行く。

 

3期ヨーロッパコースでは、およそ3週間の日程でイギリス、ドイツ、フランス、スイス、オーストリア、ポーランドの6カ国、およそ13都市を訪問する予定です。ここに、1期や2期の渡航とは異なる、3期ヨーロッパコースの新規性が見て取れます。
なぜ、それほど多くの国と地域を訪ねるのか? その分、移動が大変ではないのか? 訪問国を限定したほうが、効率良く研究所や企業を回れるのではないか? そのような疑問を持つのは自然なことでしょう。

 

確かに移動が多くて大変です。交通手段を調べるのも一苦労です。もし電車や飛行機が遅れてしまったら、すぐに後の行程に影響が出かねないほど、タイトなスケジュールとなりそうです。体調管理に、より留意する必要があります。訪問国を限定したほうが、効率良く研究所や企業を回れるというのも一理あります。それでは、なぜ、それほど多くの国と地域を訪ねるのか? 移動が多かろうが、多くの国と地域を訪問する理由、それは極めて単純です。

本当に行きたいと思う訪問先が、複数の国と地域に存在し、それぞれの訪問先に独自の技術や研究アプローチがあるからです。

 

私が専攻している微生物を例にとると、革新的なアミノ酸発酵技術を使用して製造販売を行っているのが、フランスのアミアンにある企業だった。微生物の働きにより電気を生み出す革新的な研究をしているのが、ドイツのアーヘンにある研究室だった。伝統的な製法を守りつつ近代的な製法を取り入れた発酵技術によりチーズを生産しているのが、スイスのエメンタールにある工場だった。今回、訪問するこれらの企業や研究室、工場には、そこにしかない独自の技術や研究のアプローチがあります。そこに私たちは魅力を感じ、話を聞きに行くのです。

 

3期ヨーロッパコースでは、訪問した国々で博物館や美術館を巡って、その地域の文化に触れ、また、現地の人々との食事を通して交流を深める予定です。
複数の国と地域へ訪問することにより、様々な国の人々と出会い、より多様な文化や価値観に触れることができる。さらには、ヨーロッパを俯瞰する幅広い視野を育むことができると考えています。

 

EPATS 3期ヨーロッパコース

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