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5期合宿-2日目(外国人インタビュー)

2泊3日の5期合宿が無事に終了しました。
予想以上に充実した、意味のある合宿だったように思います。

合宿を通した各自のまとめはまた別のブログとさせていただくことにして、今回は2日目の活動のうち、外国人インタビューについて報告したいと思います!

この外国人インタビュー企画は、2日目の6時間分を使って外国人を探しに行き、
1日目で用意した質問について最低5組以上にインタビューをしてくるという活動でした。
星野と福田、輿石と高松の2組に分かれて行いました。

○星野、福田

私たちはまず、この活動での目標を「外国人ならではの考え方に触れる」「英語力を試す」「知らない人へのコミュニケーション力をつける」といったことに設定しました。

そして、聞いてみたいことをいくつか挙げ、色々な分野に横断して聞きやすく、外国人だからこその視点を見つけやすそうだということで、インタビューする内容のテーマを
“The future of the world” 30年後の未来
とし、出身国について、科学技術、教育、戦争、人種差別、環境問題や男女平等に関する未来の姿を伺うことにしました。

行先は、外国人観光客が多そうな場所として湯河原の足湯から、熱海の商店街・来宮神社・サンビーチなどに行くことに決めました。

結果的に、熱海駅前の商店街で5組の方にインタビューすることができました。 国は、イギリス・ドイツ・アメリカ・スペイン・ブラジルと様々で、年齢層も私たちと同じくらいの方から、親に近い世代の方まで幅広く伺いました。

インタビューの回答から感じたことは、答えに関してその国ならではというものがあるとは一概には言えないけれど、答えを考える上での過程・見方が、日本にはないようなものが多かったということです。
具体的には、「30年後自分が何をしているか」という質問に対して、イギリス人の方が「75歳だから生きていないのではないか」というふうにおっしゃっていて、日本は平均寿命が長いためあまり75歳という年齢で死をイメージしづらく、感覚に違いがあるなという印象を受けたり、また、戦争等に関する意見を伺った際ブラジル人の方が「人種間の対立や治安の問題があるので戦争が起こっていそうだし、国も悪くなっていそう」とおっしゃっていて、私たちには想像しにくいような未来を、他国の現状から感じ取っている人が大勢いるのだなと気づきました。

私たちが、世界の未来がどのようになっているか考えるときに用いている考え方は、あくまでも自分の今までの生活に基づいた狭い視野の中で形成されたものであり、実際は違う視点を持つ人が多数存在していて、きっと想像もつかなかったようなことがたくさん起きる可能性もあるのだろうと、このインタビューを通して気づかされたように思います。

また、知らない人にインタビューをするという経験をしてみて、5組の方にインタビューするまでに3組の方に断られたりもしましたが、お忙しい中も一生懸命答えてくださったりして初対面の方の優しさに触れられて最終的にとても充実した時間だったなと実感できました。最初は勇気が必要でしたが、話しかけにいくこと自体もとても楽しめました。もっとお話を広げたり弾んだ会話ができるような英語力や心持ちも必要だったなと思うので、これは来年の渡航まで、今後の課題としたいです。

○輿石、高松

私たちは活動を通して、初対面での英語コミュニケーションがどれほど通用するのか知る、ということを目的に掲げました。そして、わざわざ日本に足を運んでくれている外国人観光客が日本のことをどう思っているのか知りたいと思い、インタビューのテーマを「あなたから見た日本のイメージ」と定めました。

当日は熱海の駅と商店街を中心に練り歩き、商店街の1つである平和通りにて5人の外国人にインタビューを行うことができました。出身国はヨーロッパ2、アジア1、アメリカ2でした。

インタビューを行った印象として、皆さん日本の伝統的な部分をとても大切に思って下さっているのだなと感じました。特に寿司の影響力がすごい。サブカルチャーであるアニメを好む子供達でも、寿司は日本と聞いて一番に挙げていました。私たちが気づかないところで世界的に広がっているもの、逆に世界では全く知られていないものがあり、それを知るいい機会になりました。

期待した回答が得られた部分もあった反面、反省も多く残りました。例えば「日本で一番好きな観光地は?」という質問では熱海に来ていることに引っ張られたのか、京都や浅草などの有名どころが1つも出ないという結果に。相手が様々なバックグラウンドを持っていることを踏まえて、質問の内容を吟味していくことが必要だと気づかされました。

またインタビュー中は、英語が正確に伝わるように質問を書いた紙を用意し、それを見せながら書きこみながら、という風に進めていきました。しかし結果的にはこの紙は必要なかったのではないかと感じています。用意した10問を全て聞こうと意識して一問一答のアンケート形式のようになってしまい、英語でコミュニケーションをとるということが達成できなかったのが理由です。回答に対して更に質問をして話を広げていくということが想像以上にできなくて、とても悔しい思いをしました。原因を考えると、メモを取るのに集中してしまったこと、聞きたいのに英語がその場で出てこなかったこと、1人の手が常に空いていたりして2人の役割分担を適切に行えなかったこと、などなど。英語の実力的にもインタビューの技術的にも、準備不足が浮き彫りになっていたのでした。記録は録音に任せて会話に集中し、ミスを恐れずにどんどん話して少しでも知りたいことを引き出せればよかったなと思います。

初めての外国人インタビューは、1年後渡航先で出会う人々とより有意義な時間を過ごすために、今の実力を確かめる時間だったように思います。この先の活動でどのように反省を生かしていけるか考えていきたいです。

今後の夏休み中の国内研修や渡航におけるインタビューの機会に今回感じたことを生かして、貴重な機会でより深く学べるようにしていきたいです!

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