本日はハーバードビジネススクール(HBS)のキャンパスツアーに参加しました。
HBSは世界で最も歴史のあるMBAと言われています。Sloan Fellowsでお話を伺っていたので比較としてどのような特徴があるのかを理解したいと思っていたのと、現地で色々な建物を訪問することで、調べただけでは分からない空気感や施設を知ること、またキャンパスツアーに参加する層の方の年齢層や雰囲気を感じたいという思いを持ち訪問しました。
HBSでは、Information Sessionでの説明からも強く感じましたがCase Studyを重視しているようでした。Fellowsで伺ったようなグループワークの授業はこちらでももちろんありましたが、実際の会社が直面する問題に対しての対応を学ぶため、Case Studyを充実させているとのことでした。
少し自分の感覚が甘かったことを感じたのは、HBS出身者の50%は最低一社のファンドを受けているというデータで、これに対して意外と低いと感じてしまいました。母数をどう取っているかなどはその際に説明がなかったので、改めて詳しいデータを見つけられれば再度考察してみたいですが、こういった一般的な感覚をもっと身に付けたいと感じるきっかけになりました。
HBS生の半分はHBS内のレジデンシャル施設に住んでいるということや、実際に訪れてHBS用のジムがすごく充実していたこと、図書館などの内装が大変豪華だったことが刺激的でした。外観は、イギリスのような建物、その前に広がる広い芝生、という感じで歴史を感じました。
HBSには年齢制限もなく企業での就業経験を持った幅広い方が通っているとのことですが、普通の学生のようにclub activityが充実していたりという話があり、コネクション構築の意味ではとても良い場なのだろうと改めて感じました。
さらに歴史の長さからOB,OGの数が非常に多く、縦のつながりとしての強さも含めて、有名大学のMBAというもののメリットをより理解できました。
自分の強みを磨けてから、新たに機会があれば、こういった世界にも挑戦できれば良いかな、と改めて感じました。
キャンパスツアーに参加する人の層や雰囲気に関しては、ここが参加してみて最も興味深かったかもしれないと感じています。
まずキャンパスツアーの規模は分からずにapplyしたのですが、80人前後の方が参加していたように思います。そしてもちろん就業経験がありHBSを前向きに目指している方ばかりで、フォーマルな服装でいらしている方が多かったです。半分近くが女性でした。アメリカの方が多そうではありましたが、アジア系とみられる方も10人以上はいて、お一人東京からの方がいらっしゃったので少しお話しさせていただきました。
大学院を卒業されてからまだ数年の方で、企業に勤められている中で休暇を使ってキャンパスツアーに参加したそうです。若いうちに経営経験を積みたいという思いのもと、いつかはMBA取得も目指したいと考えていたとのことでした。Sloan Fellowsは日本人が多いというお話もありましたが、やはりアメリカの物価の高さもあって、Columbia大学でも同じようなお話を伺いましたがアジアからの留学生でも日本人はマイノリティだそうです。留学生の数が力を反映しているとは思いませんが、国際的な競争力を考える中で、もっと外に出て行きやすい環境ができればということは非常に感じました。
その点今回EPATSで機会をいただいてアメリカを回らせていただいている私はとても幸せなことだと感じました。
明日からはワシントンD.C.に向かいます。