Home » 活動報告 » 6期 » Chemコース2日目

Chemコース2日目

こんにちは!EPATS6thの佐藤です。本日chemコースは2日目。専門施設への訪問が開始しました。

午前中は、Harvard大学に訪問しました。

Harvardの化学科棟の正面部分です。荘厳なつくりになっていますね。

ここでは、Harvard大学化学科にて有機合成の研究をなさっている岸義人先生を訪問しました。岸先生には研究、特に大学での基礎研究に対する姿勢やそのあり方についてお話しいただきました。科学の”なぜ”を追求する基礎研究にはかなりの面白味がある一方、それを続けていく過程には研究費の取りにくさや応用研究への誘惑、マイノリティーとなる辛さもあるというお話は印象的で、自分が将来やりたい研究とは何なのかと考えさせられました。表面的な部分だけ見ると、応用に近い研究はコンセプトが分かりやすく、社会に役立つことを想像するのも容易のため、周囲の注目を集めやすそうに感じます。ただ、研究をする者としては、周囲に左右されずに自分の信じた研究をやり通したく思います。

 

午後にはMITへ。

この日はMITのPresidentであるL. Rafael Reif氏の誕生日だったのでメインエントランスを入ったところにお祝いの横断幕が設置されていました。

脇の石柱にはReif氏への”愛”を書き連ねるスペースがありました。ほとんど大喜利状態でしたが笑 個人的には「His name has 13 letters」というのがお気に入りでした。このためにわざわざ数えたんだなあ、と。

こちらでは、MITの機械工学科で博士課程に在籍されているYoichiro Tsurimaki氏にお会いしました。

研究室のテーマとなっている熱伝導についてお話しいただき、その後研究室を実際に案内していただきました。熱伝導を人為的に操作して目的の性質を発現させる熱電材料に関する研究は少し夢のようにも感じるほど魅力的で、化学系の佐藤としては面白い分野を知れる良いきっかけとなりました。

また、大学については、MITの強みとして質の高い情報がたっぷりと得られる点を挙げておられたことになるほどと思いました。MITには各所にモニターが設置されていて、様々な研究室の研究成果や全部の学部がそれぞれに行う講演会などについての情報が得られる他、メールでも非常に多くの情報が回ってくるようです。東工大にいると、それぞれの研究室がどのような成果を上げているかについて日常的に知るという機会は多くはないので、情報を得る手段やその量は増えていってもよいのではないかと思います。

 

その後、Boston Collegeの和佐雅幸先生にお会いしました。和佐先生には当日お願いとなってしまったにも関わらず、非常にお忙しいスケジュールの中、快く訪問を受け入れていただきました。本当にありがとうございました。訪問の様子についてはまた後程。

 

明日は本渡航初めての英語のみでの訪問です。緊張もありますが頑張っていきたいと思います!

Post Tag With :

One Response so far.

  1. メントス田中化学 より:

    がんばれー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です