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YFJコース16日目

こんにちは、滝沢です

東工大では成績開示されましたね、隣の村松くんがとある先生を呪っています笑

 

さて、今日(実は昨日)は飯島さんというこの付近で会社を立ち上げられた元panasonicの方にシリコンバレーを案内していただきました。

今までいろいろな都市を回ってきましたが、シリコンバレーはかなり異様です。一見穏やかで、道も広く、低い家ばかりで、カリフォルニアの強い日差しの元ゆったりと時間が流れているようで、裏ではものすごいスピード感でビジネスやテクノロジーが回っています。今日はその一部を見ることができました。

まず最初に訪問したのはplug&play!ここはSilicon Valley in the boxと呼ばれ、まさにシリコンバレーの縮図のような場所です。インキュベーションセンターとして、スタートアップにオフィスを貸し出すのが基本の機能ですが、大きなコーポレーションなどもそこに入り、協業可能性の模索や投資なども盛んにおこなわれています。googleもここから生まれました。

ここに入っているpanasonicの工藤さんという方に案内してもらい、現状を伺いました。ここでは、環境やイベントは工夫されていて多くのチャンスが転がっていますが、やはりこのスピード感に日本企業はついてこれていない現状もあるそうです。

 

 

次に訪れたのはgoogle。インダストリアルデザイナーの松岡さんとランチをさせていただきました。

いわゆるGAFAと言われる大企業の一つで、我々の生活には欠かせない存在になっているgoogle。そんなgoogleの社内の構造や、一つの製品ができるまでの過程、今後のgoogleなど様々なお話をさせていただきました。印象的なのはものを作るとき(ソフトもハードも)、ドッグフードと言われるシステムで社内に何千台ものβ版を回すことでデザイン思考を実践しているところです。これをするため、例えば電話一つ作り上げるのに2年はかかってしまう(松岡さんが以前働いていたソニーでは8か月くらいでできるはず)分、googleブランドに恥じない製品を作られるそうです。

ただ一方で松岡さんはこのやり方がすべてではないともおっしゃっていました。例えばgoogleはこのようにデータドリブンだが、appleなどはスティーブジョブズドリブンだったというのも重要な洞察です。ちなみにソニーの話では、以前はソニーに部品を委託していたが、今はできなくて残念とも語っていらっしゃしました。

 

 

次に伺ったのはintuitive。ダビンチという手術ロボットを開発している会社です。ジョンさんという、以前日本に住んでいたことのあるエンジニアの方にお話しをいただきました。

実は我々なんと実際にダビンチを動かさせてくれました!不器用な私でも非常に繊細な動きを、まさにinttuitive(直観的)にできます。

ビジネススタイルとしてはintuitiveはかなり特殊です。もともと軍人さんの遠隔手術を目指して開発され、湾岸戦争が終わり民間化されました。今は競合相手はいないそうです。ただ、開発の話は色々参考になりました。例えばintuitiveには10人のお医者さんがいてフィードバックが速くできるそうです。また、FDA(医療器具の政府からの認可)の認可も日本よりアメリカのほうが断然早いそうです。一つそこも日本の医療開発のボトルネックになっているところなのかもしれません。

 

最後に訪問したのはpanasonicβ。今日お世話になっている飯島さんが以前お勤めされていたところです。上原さんという東工大OBの方にお話しを伺えました。

panasonicβの目的の一つは、panasonicの社員にここで90日間のプロジェクトに参加してもらい、シリコンバレーのスピード感やユーザーベースのデザイン思考を知ってもらうことだそうです。いわゆる大企業病やテクノロジードリブンの考え方を打ち破る策として置かれたそう。興味深かったのは、今やっているhome Xというプロジェクトです。家電と家電が繋がり、住む人の隠れたペインを解決することを目指しています。この開発は、シリコンバレースタイルでユーザーベースかつ高速でフィードバックを回してるそうです。

 

シリコンバレーのスピード感、ユーザーベースでフィードバックを繰り返すモノづくり、それについていこうとする日本の有名企業たち。学びが盛りだくさんでした!

今日のブログは村松君がもうすぐアップしてくれます!

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One Response so far.

  1. ウィノナライダー より:

    大変そうだなーー

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