こんにちは!6期宇宙コースです!
本日9月2日は祝日labor dayです。labor dayはアメリカでは夏の終わりという認識だそうです。今日はだいぶ暑いですけども。午前中はハンティントン ライブラリーに行っていました。
実はロサンゼルスにはハンティントンという名前がついた地名がたくさんあります。これはアメリカ南部にあった鉄道会社の創始者ヘンリー・ハンティントンが由来です。このハンティントン ライブラリーはヘンリーの豪邸でした。
今は美術館や庭園、図書館になっており多くの人が訪れる場所でもあります。今日はここに来てから1番の暑さで、こたえましたがバス停から少し歩いてハンティントン・ライブラリーに着きました。学生料金で24ドルでした。どこの美術館、博物館もそうでしたが学生証は日本のもので全く問題ないです。まず、私たちはJapanese gardenへと向かいました。この庭園はヘンリーが婚約者にプレゼントしたものです。
前日のブログでも紹介した日本庭園の特徴がよく表れています。変わっているところといえば鯉ではなく、干上がった池にウサギがいるぐらいです。次に向かったのがChinese gardenです。中国庭園についてはあまり調べてこなかったので、この機に調べました。日本庭園は中国庭園をルーツに持ちます。どちらも池を中心に庭を作る点や、庭と建物を一体化させて作る点などが似ています。しかし、それでも日本庭園と中国庭園には違いがあります。中国庭園では、奇岩怪石を設置してより神秘的な空間を作ります。
ここにはこの二つのほかにdesert gardenやAustralian gardenがありましたが、暑すぎて倒れそうだったので流し見しました。
建物内に移動し、西洋美術を鑑賞しました。写真撮影が禁止だったので、写真はないですが、「青衣の少年」の修復作業途中でした。X線解析でこの作品は違う作品の上から重ねて描いてあることがわかっています。もう一度外に出てみると綺麗な西洋庭園がありました。綺麗な左右対称で、遠近法を意識して像が並べられています。
バラガーデンもあります。こちらも道がまっすぐです。
バラはナポレオンの最初の妻ジョセヒィーヌによって広まったと言われています。多様な庭園を実際に見学し、今までは文字で知っていただけのことを確認できたので良い経験となりました。
ハンティントンの後は少し移動して、ノートン・サイモン美術館に行ってきました。ここは20世紀の実業家ノートン・サイモンによって集められた西洋美術から近代美術、インド、東南アジアの芸術品のコレクションが展示されている美術館です。
館内は16世紀以前、17から18世紀、19世紀、20世紀以降、アジアの美術品と5つのブースに分けられており、それぞれの自体の特徴や流行が色濃くわかるように展示されていました。昨日のブログで19世紀の絵画について紹介したので、今回は昨日のゲティセンターには無かった20世紀以降の近現代美術とアジアの美術品について触れていきたいと思います。
ノートン・サイモン美術館に展示されていた近・現代の美術品はその時代の有名な芸術家であるピカソやブラック、カンディンスキーの絵画が多くありました。ここに挙げた3人は20世紀前半に活躍した芸術家であり、フォービスムやキュビスムといった20世紀に起こった美術革新の最前線で活躍した美術家でもあります。この美術館ではあまりフォービスム時代の絵画は見ることはできませんでしたが、キュビスムの特徴がよくわかるブラックやカンディンスキーの絵画が多くあったため、何点か紹介したいと思います。
ノートン・サイモン美術館に展示されていた近・現代の美術品はその時代の有名な芸術家であるピカソやブラック、カンディンスキーの絵画が多くありました。ここに挙げた3人は20世紀前半に活躍した芸術家であり、フォービスムやキュビスムといった20世紀に起こった美術革新の最前線で活躍した美術家でもあります。この美術館ではあまりフォービスム時代の絵画は見ることはできませんでしたが、キュビスムの特徴がよくわかるブラックやカンディンスキーの絵画が多くあったため、何点か紹介したいと思います。
ここに挙げた絵画はいずれも19世紀以前の遠近法を意識し、光の表現に特徴のあった絵画とは異なり、その名前であるcubeのように描かれているという特徴があります。一見不気味に描かれているように思えますが、この表現には芸術家の物事の本質を2次元に落とし込むといった思いが込められています。表現したいものを1つの視点から描くのではなく、多角的に表現することで物事の裏側まで描こうとしていたのが伝わってくる絵画になっています。この表現は誕生当時は非常に非難されていたものの、現代では写真などにも大きな影響を及ぼしています。構成主義と呼ばれる幾何学的な形や光と陰を意識した写真の形態にはキュビスム的な表現が見られ、その影響を物語っています。このような現代にもつながる美術様式の創始者の絵画を見られる良い機会になりました。
明日はロサンゼルスを発ち、ワシントンD.C.に向かいます。あちらでの学びに活かせるように、今一度これまでと渡航を振り返っておこうと思います!
それではまた明日!
庭園にたくさんいってるのうらやま