4月8日に帝国ホテルであった懇親会では、ぐるなびの創始者であり、EPATSの活動の支援をしてくださっている東工大OBの滝久雄さん主催の元、この春に渡航した9期のメンバー、EPATSの先輩方計16名が参加しました。まず初めにそれぞれが自己紹介を行いました。私は自己紹介が苦手で、皆さんの自己紹介を聞いてすごいなあと感心すると同時にもっと上手になろうと思いました。滝さんの自己紹介では、EPATSと滝プラザを作られた思いについてお聞きしました。日本は世界に目を向けなければいけない、そのために現地へ直接行ったり、留学生と交流する必要があるとおっしゃっていました。
自己紹介が終わりそれぞれがテーブルに分かれて食事をしながら交流しました。特に印象に残っているのが既得権益の話です。何らかの成功でお金や権力を手にした人が、自分の地位を守るために保守的になっていき、発展を妨げてしまう。このことに関して私は、ごもっともだなと思うと同時に、もし自分が同じ立場になったとき果たして保守的にならないだろうかとも思いました。もともと何らかの方法で成功する人というのは革新的な人が多いからです。
途中、質問タイムも設けてくださり、様々な質問に答えてくださりました。その質問の一つに「なぜぐるなびを作ったのですか。」という質問がありました。これに対して滝さんは「これからはITの時代が来る。そこで何かできないかと思ったときに、日本人は味覚が世界トップで、外食に対する思いも強い。なので外食とITを結び付ければうまくいくんじゃないかと思った。」とおっしゃっていました。本当に、すごいとしか言いようがないです。
最後に、少しだけ私の感想を書いて終わりにします。私は運よく滝さんと同じテーブルでしたので、たくさんお話しすることができました。その中でも驚いたのが滝さんの好奇心と学びへの意欲です。私は今後量子コンピュータを研究する予定ですが、そのような最先端技術に関してもご自分の意見をしっかりと持っておられました。また、2年間で100冊もの本を読まれるそうです。いつまでも学ぼうとするその姿勢を忘れずに私もこれからの人生を歩んでいきたいです。
この度は私たちに素晴らしい懇親会を開いてくださって本当にありがとうございました。
EPATS 9期 和田 陸久
