こんにちは、13期の西谷です。
8月24日は、パリにあるOECD/NEA(経済協力開発機構原子力機関)本部を訪問し、現地で勤務されている稲垣さんをはじめとする皆様にお会いしてお話を伺いました。
OECD/NEAは、IAEAと同じく原子力利用に関わる国際機関ですが、日本を含む限られた国々の間での情報共有や技術のブラッシュアップなどを目的としており、より密接で限定的な枠組みを持った組織です。
稲垣さんから伺ったお話の中で特に印象的だったのは、現在の国際機関における働き方についてです。近年は人員や予算の削減もあり、かつてのように直接プロパー職員として就職することが難しくなっている一方で、日本の企業や機関から出向という形で赴任するのが主流になりつつあるとのことでした。これは裏を返せば、日本で就職してからも国際的な舞台で活躍するチャンスは十分に残されているということであり、実際に稲垣さんも電力中央研究所(電中研)からの出向という形で勤務されています。また、国際機関で働く上では自らの「稀有性」を生かすことが重要であり、自分の専門性や「日本人」であるという個性を押し出すことで活躍の機会が広がっていくというお話も大変印象に残りました。
また、本学(旧東京工業大学)の卒業生であり、プロパー職員として勤務されている熊谷さんともお話しさせていただきました。国際機関ならではの空気感として、まずはやってみることや、自分の意見を表明する回数が重要視されること、そしてルールに縛られずむしろルールを柔軟に運用することが重んじられていることなどを教えていただきました。
お昼休みには、様々な国籍の職員の方々がコーヒーを飲みながら談笑し、積極的にコミュニケーションをとられている場面を拝見し、まさに私が想像していたような明るく風通しの良い職場の雰囲気を感じることができました。
お忙しい中、貴重なお話をいただきました稲垣さん、熊谷さん、そして職員の皆様、本当にありがとうございました。

