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文化体験_14期 津村心子

私は今回の文化体験で「有識組紐 道明」さんで組紐作りを体験してきました。

大ヒットした映画「君の名は」より組紐の存在は知っていましたが幼少期に見た映画ということもあり、今まで気にしたことはありませんでした。しかし、日本文化を体験する機会をいただいた際に組紐制作のことを思い出しました。組紐について調べるうちに、色と組み方で様々な作品を作る組紐文化というものがとても印象的であると思い今回体験させていただくことにしました。

組紐は奈良時代ごろに大陸から伝来してきたのが始まりです。その後時代を経るにつれて日本国内で様々な組み方が考案され、今日の組紐文化となりました。かつては刀の下緒や着物の帯留として用いられていた組紐を、「道明」さんでは現代のファッションに沿ったネクタイやアクセサリーなどの商品としても販売されています。

組紐の組み方にはたくさんの種類があり平安時代、鎌倉時代などの時代を経るにつれてたくさんの組み方が考案されたようです。誰もが一度は見たことがあるであろう聖徳太子の絵にも組紐が描かれており、組紐は古くより日本文化と結びついてきたことがわかります。

組紐を組む際は組み代と言われる機器を用います。主に丸台、角台、高台の3種類がありそれぞれの台によって組めるものが変わります。今回の体験では丸台を使って組みました。

「道明」さんに到着して、まずは組紐と「道明」さんの歴史について拝聴しました。その際に糸の染色についてや実際にどのような器具を用いているか等についてのお話を伺いました。

その後実際に組紐を組む体験に移りました。

今回は奈良時代から組まれていた「奈良組」という基本的な組み方を習い、ブレスレットを制作しました。12本の糸を使って組んでいくのですが力が偏ると一部がキツく締め付けられるため一定のリズムで組んでいくのが大切だと教わりました。組紐は組み目に組み手の心が現れるため無心で組むと出来が良くなり別のことを考えていると組み目が乱れるということを聞いてとても印象深かったです。実際組んでいる途中に別のことを考えるとリズムが崩れてしまい、無心で組み続けるのは想像よりも難しいのだと思いました。

その後12cmほどの一本の組紐を組み終わって「道明」さんにブレスレットに加工していただきました。

自分が思っていたよりもずっと綺麗に仕上がったためとても感動しました。

今回の体験を通して組紐を含む日本文化の多くでは「無」が重要なのではないかと思いました。邪なことを考えずに作品のことだけを考えて制作することでより美しい作品になるのだと思います。

最後にこの体験をする機会をくださったEPATSさんと滝さん、「道明」さんに心からの感謝を申し上げます。このような体験をする機会は決して多くないためとてもありがたかったです。この体験を通して学んだこと、感じたことを忘れないように生きていきます。

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