本日はStanford Universityのd-schoolに訪問しました.この授業ではデザイン思考の基礎について実践を交えながら学習しました. その後に昼食を交えながらd-schoolで出会った方とデザイン思考の企業における利用についてお話ししました.
今回の学習を通じてデザイン思考とは事前学習で学んでいた通りに「ユーザーの立場に立つ」,「様々なアイディアを出すこと」「短時間でとりあえず作ってみること」が重要であると知りました.特に100%完璧なものを長い時間かけて製作するのではなく,身の回りの物を使いとりあえず形のみ作って試し,改善点を見つけていくことの重要性について理解しました.
しかし,今回渡航を通して全く違う考え方があることもわかりました.この「デザイン思考」自体が「アメリカの文化」ではないかということです.このためにデザイン思考は決して完璧なものではありません.たとえば,「デザイン思考を用いたビジネス」において「新たなアイディアを出す」ことと「真剣に考えること」を両立しなくてはならないという課題もあります.今回の渡航により「デザイン思考という文化」を実践しているd-schoolという「土地」に行くことにより日本とは異なるアメリカの価値観に触れることができた気がします.