Home » 活動報告 » 6期 » universeコース13日目

universeコース13日目

宇宙班です!本日は丸一日ワシントンにいるのが最後の日です。午前中は、国立アメリカ歴史博物館に行きました。前に行った航空宇宙博物館と同じスミソニアン博物館の一つです。アメリカ歴史博物館はとにかく広く、全ては書ききれないので一部だけ紹介したいと思います。

まず、入り口を抜けるとバットマンの車が迎え入れてくれます。一階にはアメリカの交通の歴史が展示されています。交通網が広がることによって、街が生まれ、コミニティーができ、人々の生活が始まります。そう考えると交通の歴史を知ることでアメリカの歴史を知れると言っても過言ではないかもしれません。


この画像を見ればアメリカでどれほど早く鉄道が発達したのかわかります。現代人もびっくりです。しかしその成功の裏には多くの中国人が過酷な環境で鉄道を建設していたという事実もあります。

1869年にニューヨークとサクラメントを繋ぐ大陸横断鉄道が作られました。そこから枝分かれするように鉄道が建設されました。

サンタクルーズもその中の一都市です。政治家が産業の発展を夢見て1876年に開通しました。またここワシントンDCでは1880年代以降、路面電車が走り始めました。それまでは徒歩移動が基本で、家の近所で仕事をしていました。


しかし、これによって長距離を移動できるようになりワシントンは大都市へと成長したのです。実は現在も路面電車は走っています。(当時のものとは異なるが)

現在、私たちはアメリカに来て約2週間ですがなんといっても移動が日本と比べ面倒です。それはアメリカが車社会だからです。1900年代に入りアメリカは法律を作り、道を作り、ガソリンスタンド、タイヤ屋も作り車が庶民にも身近な存在となりました。自動車メーカーのクロスカントリードライブという宣伝文句もそれに役立ったと言われています。


ゴーグルをかけた犬も道路をひくのを手伝っていました。
もちろん、この博物館では交通の他に多くのカテゴリーで歴史が語られています。ライトや移民、権利の獲得、戦争などです。

 


今まではここまで細かくカテゴリーに分けて歴史を見た経験はなかったので興味深かったです。一昨日と同じくこのような歴史の見方があったのかという発見がありました。

昼食をとった後は隣にある国立自然史博物館に行ってきました。ここはスミソニアン博物館の中でも動物や植物、鉱物などの自然に関する展示が多くされている博物館で、それ以外にも地球の誕生の歴史や、人類の発達の歴史が展示されているといった点で自然史というよりも地球史というような印象を受ける博物館でした。

入ってすぐに展示されている象

メインフロアである1階は主に動物や人類の進化についての展示がされていました。地域ごとに分類されて展示されている動物のレプリカや剥製は非常にリアルで、その地域の特徴であったり植生を模した展示がされていたため動物たちがどのように環境に順応し、生活しているかがとてもよくわかるようにできていました。

他にも1階には化石の展示もされていました。こちらは時代ごとの展示がされており、その時代ごとにどんな強弱関係があり、どんな環境で生息していたのかがわかるようになっていました。特に印象的だったのはティラノサウルスの展示です。ティラノサウルスが実際にトリケラトプスを捕食している光景が再現されており、他の博物館ではみられないようなドラマチックかつ生活感が見て取れるような展示がされていました。

人類の進化の歴史では、人類がいわゆる猿だった頃からいかに進化し、どんな変化が現れたのかが時系列に沿って展示がされていました。ここで印象的だったのは人類の技術の進歩についての展示です。狩りに用いられていたと思われる石器から、どのようにして火を用いるようになったかなど、人類がどのようにして捕食される側の立場から捕食する側の立場になったかが非常にわかりやすく解説されていました。

2階には鉱物や宝石、地質などに関する展示がされていました。人類が用いてきた鉱物は先ほど述べたような石器としての利用だけでなく、現在も用いられている鉄鉱石や金鉱石などがあります。そう行った我々の生活に深く関係している鉱物に関する展示とともに、生活の必需品ではないものの人類の歴史に多く関わってきた宝石に関する展示がされていました。他の展示と異なり非常に色鮮やかで煌びやかな空間だったため、鑑賞者が非常に多かったです。

他にも地球の地質やプレート、地震に関する展示がされていました。プレートと地震の関連性に関しては言及する必要はないと思いますが、実際に世界地図で見ることでよりわかりやすくなるような解説がされていました。特に日本に関しては地震大国と呼ばれるだけあり、地震の発生箇所が地図上でも非常に多いことが見て取れました。逆にヨーロッパはほとんど地震が起こっておらず、文明の発達がスムーズに起こっていたのはこういった地理的な関係もあるのではないかと考えられました。

この博物館の訪問を通して我々人類も自然の中の一部だということに気づかされました。動物や植物に対する意識を考え直す良いきっかけになったと思います。

本日でワシントンD.C.の訪問は全て終了し、明日は最後の訪問地であるヒューストンに移動します。残りわずかとなりましたが、最後までより良い学びが得られるように頑張っていきたいと思います!

それではまた明日!

Post Tag With : ,

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です