13期の望月です!
この日は、三菱電機USを訪問し、シリコンバレーでのオープンイノベーションやAI・ロボット技術についてお話を伺いました。
三菱電機では、シリコンバレーを拠点に、それぞれの事業分野に関連するスタートアップを探し、新しい技術を既存事業の拡大や新規事業につなげる活動を行っているそうです。モビリティや工場の自動化、サイバーセキュリティなど、幅広い分野でスタートアップとの協業を進めていることが印象的でした。
特に興味深かったのが、AIとロボットを活用した工場の自動化についてのお話です。実際にロボットを動かすデモも体験させていただき、私たち自身でロボットを操作して、ルービックキューブを持ち上げる体験をしました。物体の位置や向きを認識しながらロボットが動き、実際にルービックキューブをつかむ様子を間近で見ることで、普段画面上で見るAIやロボットの技術が、実際の機械の動きとして実現されていることを実感しました。AIによって状況に応じて動作を判断するロボットが、少しずつ実際の現場に近づいていることを感じました。
また、将来的には、AIを使って流れてくる製品の種類を判断し、それぞれに合わせてつかみ方や分解方法を変えるような作業にも活用できるというお話がありました。人間が行っている単純な作業をただ機械に置き換えるのではなく、AIによって「何をすべきか」を判断できるようになることで、ロボットが活躍できる場面はさらに広がっていくのだと思いました。
一方で、技術的に可能だからといって、必ずしも導入するべきとは限らないというお話も印象に残りました。ロボットを導入するには費用がかかるため、作業量や品質、柔軟性などを考えると、人を雇った方が安い場合もあります。技術そのものだけを見るのではなく、「その技術によってどのような価値が生まれるのか」まで考えることが、実際に社会へ技術を届ける上で重要なのだと感じました。
さらに、工場や物流現場には、飲み物の沈殿物の目視によるチェックなど、人が長時間繰り返している単純作業がたくさんあるというお話もありました。こうした仕事をロボットやAIが担うことで、人がより創造的な仕事に移ることができるという考え方がとても印象に残りました。
今回のお話を通して、理系学生は技術を理解するだけでなく、実際に機械を動かしたり、データを扱ったり、その先の事業化まで考えたりすることができるというお話もいただきました。実際にロボットを操作する体験を通して、技術を「知る」だけでなく、「実際に使ってみる」ことの面白さも感じました。これから大学で勉強をしていく中で、技術そのものだけを見るのではなく、「その技術をどこで、どのように使えば社会の役に立つのか」という視点も大切にしたいと思いました。
三菱電機USの皆様、この度は貴重なお話をたくさん聞かせていただき、本当にありがとうございました。
